短期トレードのメリット・デメリットが知りたい
仮想通貨で稼ぐためには、自分に合った投資スタイルを選ぶことが大切です。
投資スタイルにはそれぞれメリット・デメリットがあり、人によって向き・不向きもあります。
この記事では、その中でも特に個人投資家に人気の「短期トレード」について詳しく解説します。
「短期トレードのメリット・デメリットは?」「短期トレードにおすすめの取引所は?」など、短期トレードに対するあなたの疑問をスッキリ解消します。
この記事を読めば、何の不安もなく短期トレードが始められます!
- 仮想通貨のトレード方法は「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「ポジショントレード」の4種類
- 「スキャルピング」「デイトレード」は短期トレードに分類される
- 短期トレードは相場の大きな変動の影響をほとんど受けない
- 短期トレードは、複利効果を利用して資金効率よく稼ぐことができる
- 手数料がかさむため、手数料が安い取引所を利用するのが重要
目次
仮想通貨のトレード方法は4種類!
仮想通貨のトレード方法には、大きく分けて「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「ポジショントレード」の4種類があります。
それぞれトレードに要する期間や時間軸が違いますが、一般的に「スキャルピング」「デイトレード」が短期トレードに分類されます。
4種類のトレードの特徴は以下の通りです。
スキャルピング(短期トレード)
スキャルピングとは、数秒から数分のうちに取引を完結させる取引手法です。
「スカル(頭蓋骨)」からきた言葉で、「頭の皮を薄く剥ぐ=薄い利益を剥ぎ取る」という意味でこう呼ばれています。
相場は、短い時間であれば一方向に動くことが多く、数十回~100回ぐらい取引して、一方向に動く最小の時間単位で小さい利益を狙います。
基本的に、常にPCのモニターに張り付いて値動きを監視するため、突発的に相場が急変した時にもすぐに対応できます。
反射神経的な決断力が勝敗を左右し、トレード技術というよりゲームのような瞬発力が必要になります。
デイトレード(短期トレード)
デイトレードとは、数分から一日のうちに取引を完結させる取引手法です。
「日計り取引」とも呼ばれ、数十回~100回ぐらい取引して利益を狙います。
1日のうちに注文から決済まで完結させるため、ポジションを翌日に持ち越しません。
スイングトレード(中期トレード)
スイングトレードとは、数日から数週間ポジションを保有し、相場のトレンドに乗って値幅を取る取引手法です。
相場のトレンドを波になぞらえて、「波に乗る(=Swing)」ように数回~数十回取引して利益を狙います。
中期スパンでポジションを保有するため、日々の値動きを気にする必要がありません。
短期トレードに比べると、取引回数が少なく1回の取引で得られる利益は大きいですが、大きく相場が動くと損失が膨らむ可能性があります。
ポジショントレード(長期トレード)
ポジショントレードとは、数カ月から数年にかけてポジションを保有し、大きなリターンを狙う取引手法です。
1年の間で数回取引して利益を狙います。
日々の値動きを気にする必要がないため、サラリーマンなど日中に仕事をしている人に向いています。
取引の頻度が少ないため、手数料などのコストが抑えられ、相場が予想通りに動けば大きな利幅が狙えます。
しかし、結果が出るまでに時間がかかり、相場の大きなトレンドを読むテクニカルの知識やファンダメンタルズの知識が必要になります。
- 仮想通貨のトレード方法は、「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「ポジショントレード」の4種類
- 「スキャルピング」「デイトレード」が短期トレードに分類される
- 「スキャルピング」と「デイトレード」は、相場の変動に影響を受けない
- 「スイングトレード」と「ポジショントレード」は、日々の値動きを気にする必要がないが、テクニカルやファンダメンタルズの知識が必要になる
短期トレードの3つのメリットは?
短期トレードの最大のメリットは、ポジションを翌日に持ち越さないため、相場の大きな変動の影響をほとんど受けないことです。
仮想通貨市場は24時間365日開いており、自分が眠っている間に価格が急変するようなケースも少なくありません。
しかし「スキャルピング」や「デイトレード」では、最長でも1日しかポジションを持たないため、こうした心配はいりません。
このほかにも、短期トレードには以下のようなメリットがあります。
メリット1:リスクが少ない
短期トレードは、中・長期トレードに比べてリスクが少ないトレード方法です。
仮想通貨のトレードでは、エントリー後に読みが外れて反転するようなケースは頻繁に発生します。
しかし、短期トレードは風向きが変わる前に取引を終えることを前提にしており、中・長期トレードに比べて反転に巻き込まれるリスクは低いとされています。
また短期トレードでは、もともと狙っている値幅が限られているため、損切りも早めに決断しなければなりません。
最長でも1日しかポジションを持たないため、中・長期トレードに比べて損失は限定的です。
メリット2:儲かるチャンスが広がる
短期トレードは、上昇トレンドが来ている通貨に素早く乗って儲けることができます。
ポジションを持たない状態から取引をスタートするため、上昇トレンドが来ている通貨を見つけたらすぐにエントリーできます。
その都度いい波が来ている通貨に次々乗り換えていけば、1つの通貨を長期で保有するより儲けるチャンスが広がります。
メリット3:資金効率よく稼げる
短期トレードは、「複利効果」を利用して資金効率よく稼ぐことができます。
1回の取引で得られる利益は小さいですが、何度も取引することによって複利で積み重なれば、大きな金額になります。
例えば、1日に資産の0.5%を安定して儲けられる人がいると仮定します。
もしその人が、そのトレードを1年(250営業日)継続できるとすれば、資金は約3.5倍にもなります。
ただし、これはもちろん「可能性がある」というだけで、必ず儲かるわけではありません。
短期トレードの3つのデメリットは?
短期トレードのデメリットは、常にPCのモニターに張り付いて値動きを監視しなければならないことです。
スマートフォンでトレードすることもできますが、ポジションを持っている間は相場から目を離すことができず、仕事を持っているサラリーマンなどには不向きです。
このほかにも、短期トレードには以下のようなデメリットがあります。
デメリット1:手数料がかさむ
短期トレードでは、取引回数が多く売買代金も大きくなるため、手数料がかさみます。
特に初心者は、トレードに慣れていないため損切りが多くなり、資金がなかなか増えないどころか、減っていくばかりになる恐れもあります。
短期トレードを検討している人は、トレードの利益が目減りしないように、取引手数料が無料の取引所を選びましょう。
また、最初はスイングトレードなどで取引回数を少なくし、慣れてきたら短期トレードに変更してみるのもよいかもしれません。
デメリット2:税金が高い
仮想通貨の取引は、決済して日本円に買えた時点で課税対象となります。
仮想通貨の売買で得た利益は、基本的に「雑所得」となり、儲けに応じて最大55%の税率(住民税含む)が課せられます。
長期トレードのように、利益確定せずに保有し続ければ課税対象になりません。
しかし、短期トレードは決済しているため課税対象となり、トレード件数が多ければ多いほど税金の計算にも手間がかかります。
デメリット3:値動きがないと稼げない
値動きがなく、なかなか売買が成立しないような相場では稼ぐことができません。
しかし、相場がいつ動き出すか監視を続けなければならず、結局ただ相場を眺めているだけになってしまうこともあります。
また、相場がいつ動き出すかは誰にもわからず、ずっと監視を続けることによって体力・集中力を消耗することにもなります。
短期トレードで稼ぐたった2つの鉄則!
短期トレードは、すでに株式やFXの世界で主流のトレード方法になっており、仮想通貨相場は為替相場などに比べて値動きが大きく、短期トレードに適しています。
この章では、仮想通貨の短期トレードで稼ぐためのポイントを解説します。
鉄則1:取引手数料が無料の取引所を選ぶ
仮想通貨の取引にかかる手数料の種類には、「取引手数料」「入出金手数料」「送金手数料」の3つがあります。
短期トレードは、取引回数が多くなるため、取引手数料が無料の取引所を選ぶことが大切です。
主な取引所の手数料体系は以下の通りです。
取引所 | 取引手数料 | 送金手数料 |
---|---|---|
BITPoint | 取引所 無料 販売所 無料 | 無料 |
bitbank | 取引所 メイカー:-0.05% テイカー:0.15% | 0.005 ETH |
Coincheck | 取引所 無料 販売所 無料 | 0.01ETH |
bitFlyer | 販売所 無料 Lightning(現物) 0.2% | 無料 |
Zaif | 取引所 メイカー 0% テイカ― 0.1% | 0.01ETH |
Bit Trade | 取引所 メイカー 0.2% テイカー 0.25% | 0.005 ETH |
GMOコイン | 取引所 無料 販売所 無料 | 無料 |
DMM Bitcoin | 販売所 無料 | 0.01ETH |
Liquid by Quoine | 取引所 無料 販売所 無料 日本円での取引 無料 その他 0.25% | 無料 |
BTCBOX | 0.1% | 0.01ETH |
みんなのビットコイン | 取引所 0.25% 販売所 0.25% | 無料 |
※入金手数料つについては、入金方法により金額が異なるため省略しています。
鉄則2:仮想通貨FXを利用する
仮想通貨FXとは、仮想通貨を用いた証拠金取引のことです。
仮想通貨FXは、自己資金よりも大きな額の取引が可能で(これをレバレッジといいます)、少ない資金で大きな利益を上げるチャンスがあります。
短期トレードを繰り返して複利のパワーを使い、さらに仮想通貨FXも利用すれば、資金効率が格段に上がります。
また仮想通貨FXは、手元にない通貨を空売りすることが可能で、上げ相場だけでなく下げ相場でも利益を上げることができます。
仮想通貨FXが利用できる主な取引所は以下の通りです。
取引所 | 特徴 |
---|---|
BITPoint(ビットポイント) | MT4ツールで取引が可能 |
GMOコイン | FX専用スマホアプリ「ビットレ君」で取引可能 |
DMM Bitcoin | 7種類のアルトコインでレバレッジ取引が可能 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 高速取引ツール「bitflyer lightning」で取引が可能 ※新規口座開設停止中 |
Zaif(ザイフ) | 追証なしで取引可能 ※新規口座開設停止中 |
Coincheck(コインチェック) | レバレッジ最大5倍 |
Liquid(リキッド) | 実効スプレッドが業界最狭 |
BitMEX(ビットメックス) | 海外の仮想通貨取引所 ゼロカットシステムで追証不要 |
なお、レバレッジは大きな利益を上げるチャンスがある半面、相場が自分の予想と反対方向に動けば、追証や強制ロスカットとなる可能性もあります。
無理のないレバレッジ倍率で取引し、投資経験が少ない人は追証不要のゼロカットシステムを利用するのが良いでしょう。
- 取引手数料が無料の取引所を選ぶ
- 仮想通貨FXを利用して、資金効率を高める
短期トレードにおすすめの取引所ベスト3
それでは最後に、短期トレードにおすすめの取引所を3つ紹介します。
取引手数料の安さ、仮想通貨FXに対応しているか、取引ツールは使いやすいかなど、短期トレードを行う上で重要なポイントに絞ってピックアップしました。
「どの取引所を使えばよいかわからない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
第1位:GMOコイン
出典:https://coin.z.com/jp/
GMOコインは、運営元が株式売買やFXで有名なIT企業「GMO」グループが運営しています。
取引所・販売所ともに取引手数料は無料で、スマホのアプリも使いやすいと好評です。
レバレッジは、ビットコインは最大10倍、アルトコインは最大5倍で、レバレッジの倍率を指定できるので、FX初心者も安心して利用できます。
スマホで簡単に取引をしたいという方は、GMOコインがおすすめです。
第2位:BITPoint(ビットポイント)
出典:https://www.bitpoint.co.jp/
BITPointは、新規口座開設で3000円相当のビットコインがもらえるキャンペーンが人気の取引所です。
取引手数料・送金手数料・入出金手数料がすべて無料で利用できます。(振込手数料は自己負担)
また、仮想通貨取引所としては珍しく手厚い電話サポートを行なっていることでも有名です。
困ったことがあっても些細な疑問もBITPoint(ビットポイント)なら直接電話で質問できます。
ビットコインのFX取引にも定評があり、「MT4」というツールにも対応しています。
→ BITPoint(ビットポイント)についてはこちら
第3位:bitbank(ビットバンク)
出典:https://bitbank.cc
bitbank(ビットバンク)は、ビットバンク株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
bitbank(ビットバンク)では、メイカーで購入すれば手数料がマイナスなので取引額の0.05%を手に入れることができます。(テイカーは手数料が0.15%かかる)
また、リップルの取引高は世界一を誇り、その他にもイーサリアムやモナコインも取り扱っています。
仮想通貨で短期トレードを始めるには?のまとめ
短期トレードは、中・長期トレードに比べてリスクが少ないトレード方法です。
ポジションを翌日に持ち越さないため、相場の大きな変動の影響をほとんど受けず、損失も限定的です。
何度も取引することによって、複利のパワーで利益を積み上げることが可能ですが、その分手数料が嵩むため、取引手数料が無料の取引所を選びましょう。
さらに仮想通貨FXも利用すれば、さらに資金効率を高めることができます。
以上をふまえて、短期トレードを検討している人にはGMOコイン、BITPoint、bitbank(ビットバンク)がおすすめです!