やさしい仮想通貨の始め方を解説

ビットコインの現金化で損をしない最適なタイミングと3つの換金方法


資産を増やす目的でビットコインの取引を行っている人は、良いタイミングでビットコインを換金して現金化することを考えると思います。

ビットコインを現金化する場合に注意したいのは以下のポイントです。

ポイント
  • 損をしないタイミングで現金化する
  • 損をしない方法で現金化する

ビットコインの投資を行う目的は資産を増やすことなので、現金化して損をするのは絶対に避けなければいけません。

今回はビットコインを現金化する際の最適なタイミングと、おすすめの換金方法を詳しく紹介します。

この記事をしっかり読めば、あなたも最適なタイミングと方法でビットコインを現金化できるようになります!

ビットコインを現金化する最適なタイミングとは

ビットコインを現金化するタイミングとして最適なのは、ビットコインを購入した時の価格より、現金化する時の価格が上回っている時です。

当然ながら、ビットコインを購入した時の価格よりも現金化する時の価格が下回ると損をする結果になります。

ビットコインは現金化するタイミングを間違えると損をしやすいので、しっかりタイミングを見極めることが大切です。

ビットコインを現金化するタイミングを見逃さない方法

ビットコインは価格変動が激しいため、ほんの少しチャートから目を離しただけで価格が大きく変わることも少なくありません。

価格が上昇傾向になってきたので「もう少し上がるまで待ってみよう」と様子を伺っていると急降下する可能性もありますし、

「まだまだ上がらないだろう」と呑気に構えていたらいつの間にか暴騰する可能性もあります。

ビットコインを現金化するタイミングを見極めるためにも、日々チャートの動きをチェックしておくことが大切です。

また、仮想通貨関連のニュースや経済状況にも影響される可能性が高いため、情報収集を欠かさないことも大切です。

例えば、ビットコインがハードフォークしてビットコインキャッシュが誕生した時の価格変動をチェックしてみましょう。


出典: https://cc.minkabu.jp/pair/BTC_JPY

ビットコインキャッシュが誕生した2017年8月1日の終値は約30万円でしたが、じわじわと価格が上昇して8月5日には約36万円まで上昇しています。

更に8月16日には約48万円まで上昇し、9月1日には約54万円に達しました。

ほぼ1ヶ月で約24万円も価値が上昇したので、単純に考えると8月1日に1BTC購入した人が9月1日に売却していると24万円の利益が出たことになります。

ビットコインがハードフォークして新しい仮想通貨が誕生するという情報をいち早くキャッチしていた人は、

ビットコインの価格上昇を予想して早い段階で購入し、価格が上がったタイミングで売却して利益を得ていたでしょう。

事前にビットコインの価格が上がる(または下がる)情報を事前に知っておけば、適切なタイミングでビットコインを売却(または購入)して利益に繋げることができます。

ポイント
  • ビットコインの価格が上昇する場合には、ビットコインに関連するポジティブな情報が大きく関わっている場合が多い
  • 特に実用性が高まる内容に関しては価値が上昇しやすいため、ビットコイン関連の情報収集は欠かさないようにする

ビットコインを現金化する方法1:ビットコイン専用ATM

金融機関やコンビニなどに設置されている日本円の入出金ができるATMと同じように、自分が所有しているビットコインを日本円に換金し引き出せるATMがあります。

ビットコインATMで現金化するメリットとデメリット

ビットコインATMは24時間365日いつでも好きな時にビットコインを購入したり、所有しているビットコインを換金できるメリットがあります。

ビットコインの価値が上がったタイミングで速やかに現金化できるという手軽さも魅力です。

しかし、ビットコインATMの手数料は高めに設定されており、取引額の5~10%程度の手数料が発生します。

1万円分のビットコインを引き出そうとしたら、500~1000円程度の手数料が発生するので、一般のATMと比較するとかなり手数料が高く感じられます。

また、2018年7月現在は日本国内に存在していたほとんどのビットコインATMが稼働していないため、実用的ではないのが大きなデメリットになっています。

ビットコインATMの今後について

ビットコインATMは東京を中心とした全国の主要都市に設置されていましたが、ほとんどのビットコインATMは稼働していません。


出典: https://coinatmradar.com/

上記の画像はビットコインATMを設置している場所を示すもので、2018年7月現在では10台存在していることになっていますが、実際には稼働していません。

日本国内のビットコインATMは2017年10月の仮想通貨に関する法改正に伴い、金融庁から認可を受けた仮想通貨交換業者でなければ仮想通貨の取引ができなくなったため稼働していないという状況です。

今後については金融庁から認可を受けた業者がビットコインATMを設置すると営業再開できることも考えられますし、

海外からやって来る人の利便性を考えるとビットコインATMの需要は高いため普及が進むのではないかと予想できます。

ビットコインを現金化する方法2:有人両替所

ビットコインの有人両替所は、ビットコインATMと同様にすぐビットコインを現金化できる方法です。

ビットコインの有人両替所で現金化するメリットとデメリット

メリット
  • スタッフと対面でビットコインの両替ができるため安心感がある
  • 事前に連絡を入れておけばスムーズに対応してもらえるので即日現金化することも可能
デメリット
  • 直接店舗に行く手間がかかる
  • 他にもお客さんがいた場合には時間がかかることも考えられる
  • ビットコインATMと同様に手数料が5~10%かかる
  • 有人両替所も金融庁から認可を受けなければならないため、ほとんどの両替所がサービスの提供を停止している

ビットコインの有人両替所の今後について

各両替所では金融庁から速やかに認可を受けられるよう、業務改善に向けた取り組みを実施しています。

金融庁から仮想通貨交換業者の認可を受けた段階で順次営業再開する見込みです。

2020年には東京オリンピック開催を控えており、海外からたくさんの人がやって来ることが予想されます。

対面でビットコインの両替をしたいと希望する人も多いため、有人両替所のニーズが高まることが予想されますので、東京を中心に両替所の店舗数も増えるのではないかと考えられます。

ビットコインを現金化する方法3:仮想通貨取引所を利用する

ビットコインを安全で確実に現金化する方法としておすすめなのは、仮想通貨取引所を利用する方法です。

日本国内では金融庁から仮想通貨交換業者の認可を受けた事業者が16社存在しています(2018年7月現在)。

仮想通貨取引所では、仮想通貨取引所を相手に取引を行う「販売所」と、ユーザー同士が取引を行う「取引所」のどちらかで取引を行います。

仮想通貨取引所で現金化する場合は、できるだけ手数料がかからず、スムーズに換金できる仮想通貨取引所を選ぶことをおすすめします。

また、仮想通貨取引所を利用する際には事前に口座開設だけでなく、本人確認が必要となります。

本人確認まで時間がかかる場合があるため、ビットコインを現金化したい時にできない可能性もあるので、早めに手続きを済ませておきましょう。

不測の事態に備え、複数の仮想通貨取引所に口座開設しておくこともおすすめです。

ビットコインを現金に換えると税金が発生するので要注意!

ビットコインの価値が上昇したタイミングを見計らって現金化したところ、うまく利益を獲得できた!と喜んでばかりはいられません。

仮想通貨取引所でのビットコイン売買取引はもちろん、ビットコインATMや両替所で換金した場合も、元々所有していたビットコインの価格よりも高い値段で現金化した場合は利益を得たことになります

ビットコインで得た利益は課税対象なので、きちんと確定申告で納税手続きを行わなければいけません。

ビットコインの現金化で確定申告を行うべき人

ビットコインを現金化した場合、確定申告は必ず行うべきというものではありません。

以下の条件を満たしている方が確定申告を行うべき人なので、該当しない人は確定申告を行う必要はありません。

ポイント
  • 給与所得者:給与所得以外の所得合計が20万円以上の人
  • 世帯主の扶養に入っている人:雑所得38万円以上の人
  • 個人事業主

ビットコインを換金して利益を得た場合には雑所得として確定申告を行います。

税金がどのくらいかかるのか計算する場合は総合課税が採用され、所得額に応じて5~45%もの所得税が発生します。

更に住民税が10%(地域によって異なる場合もあります)発生するため、思っていた以上に税金を納めなければいけません。

きちんと計算しておかなければ、翌年の確定申告時に税金を納めるお金が残っていない!という状況にもなりかねません。

国民の義務として税金はきちんと納めなければいけませんが、しっかり考えながら税金対策を行えば節税することは十分可能です。

ビットコインを現金化する際に知っておきたい節税対策

ビットコインを現金化した次点で利確(利益確定)となるため、課税対象になりますが、利確の方法を工夫することで上手に節税できます。

例えば、給与所得者の場合はビットコインの売却益が年間20万円を超えなければ課税対象にならないので、20万円以内に収まるように調整して利確するのもおすすめです。

1ヶ月の利益が15,000円程度で収まるように調整して利確した場合は課税対象になりません。

また、個人事業主や法人として開業し、ビットコインの取引を事業として扱う場合は、経費として計上できる項目が増えますし、青色申告にすると控除額も増えるメリットがあります。

ポイント
  • ビットコインを現金化する場合は税金が発生することを忘れないようにして、きちんと計算しながら取引を行うことをおすすめします。

ビットコイン現金化するタイミングと方法を見極めることが大事!

ビットコインはこれからも仮想通貨としての価値が安定して上昇することが期待できるため、積極的に投資したいと考える方も多いでしょう。

ビットコインを現金化するタイミングによっては、大きな利益を得る可能性もありますが、税金が発生することも忘れてはいけません。

ビットコインを現金化する方法は決して難しくありませんが、2018年7月現在では仮想通貨取引所を利用するのが最も安全で確実な方法です。

ビットコインはほとんどの仮想通貨取引所で取引可能なので、いくつかの仮想通貨取引所に口座開設しておき、いつでも取引できる準備を整えておくことをおすすめします。