「今ビットコインを購入すれば絶対儲かる!」
これは嘘です。断言します。
確かに、ビットコインは急速に盛り上がりを見せています。
CMなどを見てビットコインを購入しよう考える人も増えており、さらに価値が上がりそうな見通しです。
タイミングとしては申し分ないのですが、勢いで購入するのはおすすめしません。
株、FXなどと同じように、どんな取引にも「絶対」はありません。
値動きによって損をしたり、想定していなかった事態に遭遇する可能性もあります。
逆に、知識をつけてビットコインを購入すればリスクを抑えたり、取りこぼしを防げます。
トレードに慣れた今、初心者のころを振り返ると「ああしておけばよかった」という失敗が星の数ほど思い浮かびます。
このような失敗は初心者の92%が経験するといわれています。
できれば、ビットコインを購入する際の不要な失敗を避けて、最短距離を進みたいですよね。
この記事ではビットコインの購入方法に関して現役の投資家が全知識を投入して解説します。
なるべくわかりやすい解説を心がけますので、ぜひ最後までお付き合いください。
- ビットコインを購入しようか迷っている
- 賢い購入方法を知りたい
- 購入するときの具体的な操作を確認したい
目次
ビットコインはどうやって購入するの?
ビットコインはインターネット場で使える仮想通貨のひとつ。
BTCという単位でやり取りされています。
ここまでは皆さんご存知だと思います。
具体的にどうやって購入できるのでしょうか。
ビットコインの購入は取引所と販売所が一般的
ビットコインは基本的に仮想通貨の取引所か販売所に口座を開設し、購入・売却します。
売買する他の方法は後述しますが、基本的にこのどちらかを選びましょう。
取引所と販売所はどう違う?
取引所は、ビットコインを売りたい人、買いたい人をマッチングする場所です。
販売所は、運営元が購入したビットコインを、運営元が設定した金額で購入できます。
価格は取引所と比べて割高になります。
bitFlyer や 多くのサービスが取引所と販売所を併設しており、画面の中で切り替えることができます。
使い方についてはビットコインを実際に購入してみよう!の章で詳しく解説します。
どちらもビットコインを購入できることには違いありませんが、基本的に取引所のほうがお得に売買できます。
取引所は販売所に比べ、運営元に没収される「スプレッド」が小さいからです。
スプレッドとは、購入価格と販売価格の差額です。
念のため詳しく解説しますが、概要が理解できればOKという方は読み飛ばしてください。
ビットコインの購入にかかるスプレッドの違い
実際の販売所を例にとって、取引所と販売所のスプレッドの差を見てみましょう。
取引所のビットコイン価格のスプレッド
こちらは、2018/04/17時点の1BTCを購入するとき、売却するときの価格です。
比較してみましよう。
購入価格は865,914円、売却価格が865,475円になっています。
ここで生じた439円の差額がスプレッドとして、取引所の取り分になります。
販売所のビットコイン価格のスプレッド
販売所の場合はどうでしょうか。
購入価格は879,948円、売却価格が859,139円なので、差額は20,809円。
取引所にくらべてかなり割高なことがわかります。
ビットコインをお得に購入するなら取引所!
販売所は運営会社マージンを乗せてビットコインの価格を設定します。
一方、取引所は個人間で取引が完結するので割安に購入できるんです。
古着屋よりメルカリのほうがお得に服を買えることが多いのと似ていますね。
投資家直伝!ビットコイン取引所の選び方
ビットコインを購入する際は取引所がいいとはいったものの、どこの取引所を選ぶかが重要です。
取引所選びには以下のようなポイントがあります。
- 信頼性、セキュリティ
- 銘柄のバリエーション
- 使い勝手
- 手数料
信頼性、セキュリティ
ビットコインを購入するにあたって、最も重視したいポイントです。
ビットコインの取引所はハッキングの標的にされやすく、国内でも大規模な被害が発生しています。
大切な個人情報や資産を守るために、ハッキングへの耐性や破綻のリスクが少ない取引所を選びましょう。
手数料
ビットコインを購入する際や入出金を行うときには手数料がかかります。
ひとつひとつの金額は小さくても、チリは積もれば山となるといったように利益を取りこぼしにつながります。
入金手数料
取引所の口座に日本円を入金するときの手数料です。
入金方法によって値段が異なりますがたいていは500円以下、中には無料の取引所も。
頻度も低いので重要度は低いです。
日本円出金
取引所の口座から自分の銀行口座に日本円を出金するときの手数料です。
基本的に756円以下のところが多く、DMM BitcoinやGMOコインは無料です。
BTC送金
ビットコインを送るときの手数料です。
取引所から別の取引所へ送る場合や、ビットコインを管理するウォレットに送る場合に発生します。
基本的にBTC建ての定率になっているので、日本円に直した金額はBTCの価格によって変わります。
取引所 | 送金手数料 | 所要時間 |
---|---|---|
GMOコイン | 無料 | 早い |
DMM Bitcoin | 無料 | やや遅い |
bitFlyer | 0.0008BTC | 早い |
Zaif | 0.0001BTC以上から選択できる | やや遅い |
bitbank | 0.001 BTC | 早い |
売買手数料
ビットコインを購入したり、売却するときの手数料です。
無料のところや、中には取引することでお金がもらえる取引所もあります。
取引所 | ビットコインの売買手数料率 |
---|---|
bitbank | -0.05% |
Zaif | -0.01% |
bitFlyer | 0.01~0.15% |
BtcBox | 0.2% |
Kraken | 0~0.26% |
スプレッド
上述の通り、運営会社に没収される、売却額と購入額の差額です。
銘柄のバリエーション
ビットコイン以外の仮想通貨をひっくるめてアルトコインと呼びます。
仮想通貨を持っている人の大半がビットコインとあわせてアルトコインを購入しています。
ビットコインの購入だけならどこの取引所でもできますが、のちのちを考えるとアルトコインのバリエーションも考慮に入れたいところです。
仮想通貨取引所 | 売買板取引 | 販売所形式 |
---|---|---|
Bitbank | ビットコイン イーサリアム ビットコインキャッシュ リップル ライトコイン モナコイン | – |
Zaif | ビットコイン イーサリアム ビットコインキャッシュ ネム モナコイン | ビットコイン モナコイン |
bitFlyer | ビットコイン イーサリアム ビットコインキャッシュ | ビットコイン イーサリアム イーサリアムクラシック ライトコイン ビットコインキャッシュ モナコイン |
DMM Bitcoin | – | ビットコイン イーサリアム ビットコインキャッシュ ネム リップル ライトコイン イーサリアムクラシック |
GMOコイン | – | ビットコイン イーサリアム ライトコイン ビットコインキャッシュ |
使い勝手
ビットコインをもっと身近に感じられるかは、取引所の使い勝手によります。
大手の取引所はどれも工夫されているので、どれが使いやすいと感じるかは好みによってきます。
スマ-トフォンから購入しやすいか、
チャートは見やすいか、
レバレッジ取引に対応しているか、
どんなツールがあるのかなど、ご自身の使い方をイメージしながら選びましょう。
ビットコインの購入におすすめの取引所5選!
これまで見てきた判断基準をもとに、おすすめの取引所を5つご紹介します。
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- bitbank(ビットバンクト)
- GMOコイン
- DMMビットコイン
- Zaif(ザイフ)
1.bitFlyer(ビットフライヤー)
『bitFlyer』はポイントサイトのようにビットコインを無料で貯めることができます。
レバレッジに対応しているだけでなく、サービスの使い勝手が非常に評価されています。
さらに、大手株主が入っていることや保証が充実しているため安心感も抜群です。
2.bitbank(ビットバンク)
『bitbank』は全アルトコインの板取引ができるのが特徴です。
人気のリップルやモナコインを日本円で取引できるという点も人気の秘訣です。
3.GMO コイン
『GMOコイン』は今回唯一の販売所。
株式売買やFXで有名な「クリック証券」を運営するGMO。
金融商品を扱っている会社のためセキュリティには安心感があります。
レバレッジにも対応しており、初心者でもレバレッジを試したいという人におすすめできます。
総じて簡単にビットコインを買えることができて、スマホアプリも充実しているので入門にはオススメです。
4.DMM Bitcoin
『DMM Bitcoin』はスマホアプリからの取引が非常に快適なのが特徴。
DMM Bitcoinならスマホから本格的なトレードができます。
FXの大手取引所を運営するDMMグループの強みですね。
またレバレッジは5倍。
アルトコインのレバレッジ取引が可能なところが強みです。
5.Zaif(ザイフ)
『Zaif』はなんと取引手数料がマイナス。
取引することでお金をもらえるという謎仕様です。
また、積立投資などのユニークなサービスを提供しています。
値動きの大きい仮想通貨にリスクを抑えて投資ができるため、初心者にもおすすめです。
アルトコインの数も豊富で、見どころの多い取引所です。
ビットコインは海外の取引所からも購入できる
先にご紹介したのはいずれも国内の取引所ですが、海外の取引所からもビットコインを購入できます。
日本国内の仮想通貨市場は審査が厳しく、限られた銘柄しか販売されていません。
海外では数百もの通貨が流通しているので、爆発的な値上がりを見込んだ投機的なトレードに向いています。
- 堅実なトレードなら国内取引所
- ビットコインを購入しようか迷っている
- 強気のトレードなら海外取引所
しかし、言語の壁やコインの質、トラブルの際の保証のリスクなど、慣れないうちはデメリットのほうが多いです。
最初は国内取引所でビットコインの購入に慣れておいて、状況に応じて海外取引所にステップアップするのがおすすめです。
取引所以外にも購入方法があるって本当?
ビットコインは取引所や販売所以外からも手に入れる方法があります。
大きく分けて以下のような方法があります。
個人間でビットコインを売買する
取引所などの仲介所を通さず、ユーザー同士で直接ビットコインを売り買いする方法です。
この方法はOTC(Over the counter)取引と呼ばれ、ビットコインだけでなく株式や為替などでも行われています。
メリットとしては、売り手と買い手の合意によって価格を決められるたり、仲介所を経由しないため手数料がかからないという点が挙げられます。
しかし、信頼のおける相手でなければ取引が成立しないという欠点があります。
直接の知り合いとビットコインを売買するならいいかもしれませんが、限界があります。
インターネット上でOTC取引が行えるところもありますが、信頼性を考えるとリスクはかなり高いといえます。
未成年者だけれどどうしても取引所に口座開設したい、というような特別な事情でもない限り、おすすめできません。
マイニングでビットコインを受け取る
購入方法ではありませんが、マイニングというビットコインの入手方法もあります。
大まかにいうと、ビットコインの運用に協力するかわりにビットコインを獲得できる仕組みです。
ビットコインの運用に使われている「ブロックチェーン」という技術や、パソコンの専門的な知識が必要とされます。
マイニングに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
現状は事業者が大掛かりな施設で実施することが多いため、一個人として参加するのは現実的ではありません。
ビットコインを実際に購入してみよう!
ここからは、bitFlyerを例にビットコイン購入の手順を解説します。
なお、操作方法は2018年4月現在のものです。
随時変更される可能性があります。
- 利用者登録
- 本人確認
- 銀行口座を登録する
- 口座に入金する
- 取引所でビットコインを購入
1.利用者登録
bitFlyerの口座開設はとてもシンプル。
利用者登録自体は1分弱で終わります。
- SNSアカウントかメールアドレスを選択
- パスワードを登録
- 確認メールのURLにアクセス
2.本人確認
口座を開設しただけではまだビットコインを購入できません。
本人確認を完了させることで、入出金や仮想通貨の取引が可能になります。
手順は以下の通りです。
- 二段階認証を設定する
- 基本情報の入力
- 本人確認書類を持った自撮り画像のアップロード
2-1.二段階認証を設定する
多くの取引所では、セキュリティ強化のために二段階認証を採用しています。
bitFlyerの場合は専用アプリを使った認証、電話番号を使ったSMS認証、メールを使った認証の3種類に対応しています。
ここでは後の操作をシンプルにするため、電話番号認証を選択しましょう。
2-2.基本情報を入力する
二段階認証が完了すると、画面に次のようなポップアップが表示されます。
「まずは取引時確認の入力からはじめる」をクリックし、画面の通り必要情報を入力しましょう。
最新の情報を正しく入力しましょう。
上記画面が出てこない場合は、管理画面の「ご本人確認のご登録」から進んでください。
2-3.本人確認書類用の画像アップロード
「ご本人確認資料のご登録」をクリックします。
一番上の段には本人確認資料と自分の顔が一緒に写っている写真、それ以外の段には本人確認資料単体の写真をアップロードします。
本人確認に使用できる代表的な書類は以下のとおりです。
- 運転免許証(両面)
- パスポート(顔写真と住所記載面)
- 住民票の写し(発行されたページ全部。6ヶ月以内のもののみ有効)
- 運転証明書(両面。平成24年4月1日以降に交付されたのもののみ有効)
- 住民基本台帳カード(両面)
- 個人番号カード(裏面の画像はアップロードしない)
個人番号カードは使用できますが、マイナンバー通知カードは使用できないので注意が必要です。
3.銀行口座を登録する
管理画面から「銀行口座情報確認」に進みます。
あらかじめ先ほどおすすめした住信ネット銀行の口座を作っておき、この段階で登録しておくと入出金の際スムーズです。
4.口座に入金する
購入方法はどれがおトク?の章を参考にして、お好きな入金方法を選択してください。
管理画面左にあるメニューの中から「入出金」を選択します。
コンビニ、ベイジーを利用する場合は「クイック入金」を選択します。
銀行振込の場合は、画面上部の入出金方法の中から「日本円ご入金」をクリックしてください。
先に入金希望額を入力し、下に表示される選択肢をクリック。
支払い方法に応じた案内に沿って入金を進めてください。
5.取引所でビットコインを購入
いよいよビットコインを購入する準備が整いました。
売買取引を行う際、指数注文と成行注文、さらに特殊注文という3種類の取引方法があります。
指値注文とは、ビットコインの希望数量と価格を指定して購入することです。
成行注文とは、ビットコインをその時の最安値ですぐに購入することです。
特殊注文は詳細な条件を指定して購入できる方法です。
はじめのうちは指数注文と成行注文からはじめて、慣れてきたら他の取引方法を試してみましょう。
指値注文
指値注文とは「これだけのBTC(ビットコイン)をいくら(日本円)で買いたい」と注文を出すことです。
設定した価格より安く売りが出た時点で取引が成立します。
指値注文のメリット
希望の価格で購入できる
指値注文のデメリット
希望のタイミングで買えない
設定価格が低すぎると売り手つかず、なかなか購入できないことがあります。
最終取引価格より高めにすることで比較的短時間で購入できます。
- 管理画面の左にあるメニューから「ビットコイン取引所」をクリックします。
「板」と呼ばれるレートの一覧表と、指値注文画面が表示されます。 - 指数注文画面の左の欄に、購入したいビットコインの数量を指定し、いくらで買いたいかを入力します。
- すぐ下に表示される取引手数料を確認のうえ、間違いがなければ「コインを買う」をクリックします。
成行注文
成行注文とは、「ビットコイン(BTC)を安い順にいくら(日本円)で買う」と注文を出すことです。
成行注文のメリット
その時点の最安値でビットコインを購入できる
素早く購入できる
注文の操作がシンプル
成行注文のデメリット
注文と同時に取引が成立するのでキャンセルが面倒
購入レートを自分で決められない
- 管理画面の左にあるメニューから「bitFlyer Lightning」をクリックします。
- 画面右側にある注文画面の「成行」ボタンを選び、購入するビットコインの量を入力。
- 「買い」ボタンを押すだけで完了です!
通常の「ビットコイン取引所」に比べて、より幅広い取引機能を用意したものです。日本円でビットコインの購入はもちろん、購入の方法も細かく指定できます。最大15倍のレバレッジも可能です。
一見すると上級者向けのような印象を受けますが、慣れてしまえばそんなに難しいことはありません。
先にご紹介した指値注文も「bitFlyer lightning」で行えますので、今後しっかりビットコインを運用していきたい人は早めにこちらに慣れておくのがおすすめです。
特殊注文
特殊注文とは、指値注文と成行注文に条件を組み合わせて、より詳細な取引を行えるようにしたものです。
ここでは、代表的なストップ注文についてご紹介します。
少し発展的な内容になりますが、覚えておいて損はありません。
ストップ注文のメリット
トレンドに対応した注文ができる
うっかり放置していても安全
ストップ注文のデメリット
操作がやや複雑
ストップ注文の仕組み
ストップ注文は、指値取引と同じく「これだけのBTC(ビットコイン)をいくら(日本円)で買いたい」という指定をする方法です。
- 指数取引:設定した価格を下回った時点で購入が成立
- ストップ注文:設定した価格を上回った時点で購入が成立
ストップ注文は「逆指値注文」として使える!
取引市場は「ここまで上がったら、今後しばらく値上がりが続く」と予測できる場面があります。
その基準となる価格(トリガー価格)を設定しておくことで、上昇のトレンドに入ったタイミングで取りこぼしなくビットコインを購入できるのです。
逆に「今売っておかないと下がり続ける」という価格を基準に売り注文をかけておくことで、損失を抑えることができます。
- 管理画面の左にあるメニューから「bitFlyer Lightning」をクリックします。
- 画面右側にある注文画面の特殊ボタンを選び、ポップアップ上部中央の「STOP」を選択。
- 買いを選択し、数量の欄に購入したいビットコインの量を入力。
- トリガー価格は、1BTCあたりいくらを上回ったら購入するのかを設定します。
- 手数料や注文数量に間違いなければ Place Order で確定させましょう。
価格が上昇したときにしっかりと利益を上げられる「ストップ注文」。
指値や成行などの取引方法に慣れてきたら、ぜひ活用してみましょう。
ビットコインはいくらから買える?
執筆時点で、ビットコインは1BTC=¥854,792。
※最新のチャートはこちらをご覧ください
ひと口何十万円も払えない!と思うかもしれませんが、ご安心ください。
ビットコインは0.0001BTCのようにとても小さな単位で買うことができます。
取引所によっては100円以下から始められるんです。(手数料は含みません)
取引所 | 最小単位 |
---|---|
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.001BTC |
DMM Bitcoin | 0.001BTC |
GMOコイン | 0.0001BTC |
bitbank(ビットバンク) | 0.0001BTC |
どの購入方法がおトク?
ビットコインを購入する際は、取引所で開設した口座に入金することで取引を開始できます。
たいていの場合、入金の方法は以下の3通りです。
- 銀行振り込み
- コンビニ入金
- ペイジー
お得さ最優先なら住信SBIネット銀行!
それぞれの支払い方法の傾向を表にまとめてみました。
入金方法 | 手数料 | 反映 | 手軽さ |
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 安い | 早い | 手軽 |
銀行振り込み | 普通 | 遅い | 普通 |
コンビニ入金 | 普通 | 早い | 普通 |
ペイジー | 普通 | 早い | 普通 |
一般的な銀行は時間がかかること、銀行窓口での振込手数料がかかることを考えるとおすすめできません。
しかし、住信SBIネット銀行は例外です。
ほとんどの国内仮想通貨取引所と提携しているので、入金手数料が無料になります。
さらにネット経由で24時間どこでも振込でき、10分以下で反映されます。
手数料が気になる人、こまめに少額を入金したい人におすすめです。
それ以外の人は、コンビニ入金が無難です。
コンビニは来店のハードルが低く、ネット銀行と同じく24時間入金可能。
コンビニで支払ってから10分足らずで入金されるので、素早く取引を始められます。
92%の初心者が失敗するビットコインの購入方法とは?
ビットコインを購入するにあたって、注意したい点をまとめました。
以下の点を回避して、賢くビットコインを購入してください。
- ビットコインを販売所で購入する
- 取引所を適当に選ぶ
- ビットコインを一つの取引所で管理する
- いきなりハイレバレッジに手を出す
- ハードフォークを想定していない
ビットコイン購入時に気をつけたい5つのポイント
どれも知らないとうっかりやってしまいがちなものばかり。
こうした落とし穴を避けて、ビットコインを賢く購入するためのポイントを紹介します。
① 販売所ではなく取引所で購入するべし
上述したとおり、ビットコインを購入する際に生じるスプレッドは、取引所のほうが圧倒的に小さくなります。
またお得なだけでなく、取引所は設定した希望金額で売買をする「指数注文」など幅広い機能があります。
最初はとっつきにくいかもしれませんが、ビットコインの購入に早く慣れるためにも取引所でのスタートをおすすめします。
② 取引所は慎重に選ぶべし
大前提として、取引所は自分の資産を扱う場所です。
先の章でお伝えしたように、信頼のおける取引所を選ばないと、盗難や個人情報流出のリスクが高まります。
コインチェックのようにハッキング被害に遭ったり、マウントゴックスのように破産を迎える可能性は十分にあります。
最大限のリスクヘッジとして運営会社やセキュリティの格付けによって目安を立てることができます。
さらに、事前に手数料を確認しておくことも大切です。
ビットコイン購入時だけでなく、日本円の入出金時の手数料を見過ごしていると、利益をロスすることになります。
③ ハードフォーク対応の取引所を選ぶべし
ハードフォークとは仮想通貨が分裂することです。
細かなところを理解するのは難しいですが、仕様を改善するために仮想通貨を2つに分けてしまおう、という場合があるんです。
最も有名な例は、ビットコイン(BTC)がハードフォークしてビットコインキャッシュ(BCH)が生まれたものです。
ハードフォークすると何が起こる?
ビットコインを1BTC持っているときにハードフォークが起きた場合、持っている同じ量のビットコインキャッシュが付与されます。
このとき、自分の取引所がハードフォーク未対応だと、貰えるはずのビットコインキャッシュを受け取れません。
各取引所のハードフォークへの対応はケースによってまちまちです。
過去のハードフォークの傾向をみて各社の対応の目安表をつくってみました。
取引所 | 対応 |
---|---|
bitFlyer(ビットフライヤー) | やや積極的 |
GMOコイン | やや積極的 |
bitbank(ビットバンク) | やや消極的 |
Zaif(ザイフ) | 消極的 |
BINANCE(バイナンス)※海外 | 積極的 |
海外取引所のBINANCEは、ビットコイン関連のハードフォークに対して積極的に対応していました。
BINANCEについて、詳しくはこちらをごらんください。
④ 複数の取引所で購入すべし
ビットコインを購入するときは、いくつかの取引所を併用するのがおすすめです。
これには次のような理由があります。
- リスクを分散できる
- 購入できる通貨の幅が広がる
- 用途に応じて使い分けられる
安全性と使い勝手を考えて、複数の取引所で購入しておく人がほとんどです。
仮想通貨にとって、取引所は銀行のようなものと考え、手数料や用途に応じてメインとサブの銀行口座を持つようにしましょう。
取引所は最低3つあると安心!
個人投資家目線で考えると、スタートの時点で最低でも3か所で口座を開設するのがおすすめです。
取扱銘柄などを踏まえて考えてると、先に挙げた5つの取引所のうち以下の3つをカバーするとバランスがいいでしょう。
- bitFlyer
- Bitbank
- Zaif
bitFlyer | Bitbank | Zaif | |
---|---|---|---|
信頼性 | とても高い | 高い | 高い |
ユーザビリティ | 高い | 高い | 高い |
手数料 | 普通 | 普通 | やや安い |
取り扱い通貨数 | 7種 | 7種 | 14種類 |
レバレッジ | 最大15倍 | 最大20倍 | 最大7.7倍 |
⑤ レバレッジ取引は最初は避けるべし
FXなどでおなじみのレバレッジ。
自分のお金を証拠金として取引会社に預け入れることで、何倍もの金額を取引できるものです。
例えば5倍のレバレッジをかけると、その分利益や損失も5倍になります。
韓国では、仮想通貨取引をしていた学生が資金の大半を失い自殺、という痛ましい事件も起きています。
万一のときでも必要以上の精神的ダメージを負わないよう、余裕ある取引をしましょう。
ビットコインを購入するメリット/デメリット
実際にビットコインを購入する前に、メリットとデメリットの両面を抑えておきましょう。
代表的なメリットは以下の5つです。
- 堅調な値上がりが期待できる
- 仮想通貨の中の基軸通貨としてアルトコインの購入に使える
ビットコインを購入する人のほとんどは投機を目的としています。
仮想通貨の中で最も歴史が長く、圧倒的なシェアを誇っているビットコイン。
他の銘柄(アルトコイン)を購入する際の基軸通貨としても使われています。
アルトコインを購入するときには海外の取引所を使うのが一般的ですが、その際は以下の手順を踏む必要があります。
- 国内の取引所から円でビットコインを購入
- 海外の取引所に送金し、ビットコインでアルトコインを購入
ビットコインは仮想通貨においてインフラのような役割を担っており、購入必須と言っても過言ではありません。
そのため決済手段として導入する店舗も最も多く、さらに増え続けていくでしょう。
利用者が増えることで、今後さらに価値が高まっていくとみられています。
- 下落の可能性も0ではない
- 他の銘柄に比べ値動きが少ない
- 利用できる環境が追いついていない
安定しているとはいえ、ビットコインも仮想通貨。
値下がりする可能性はもちろんあります。
すべての投機に共通することですが、できるだけ余剰した資産での購入がおすすめです。
反対に、アルトコインに比べると値動きが安定しているという点も、目的によってはデメリットになります。
より短期に、規模の大きい取引がしたい!と考えて、レバレッジ取引などリスクの高いトレードを行うと、値動きの影響が何倍にもなって帰ってきます。
最初のうちはなるべく避け、レバレッジをかけるときは慎重な姿勢を心がけましょう。
またビットコインはアルトコインに比べて利用できる環境の整備が進んでいますが、それもあくまで仮想通貨の中での話。
クレジットカードや電子マネーほど普及しているわけではありません。
ビットコインの性質上、手数料が変動することや、承認に10分程度かかります。
このため、マイクロペイメント(小額決済)への使用は現段階では不向きとされています。
ビットコインの人気が高まって利用者が増えることで、承認時間は長く、手数料高くなっていいきます。
こうしたスケーラビリティの問題に対する有効な打開策は現状考案されておらず、ビットコインを用いた決済が市民権を得るうえで避けて通れない課題といえます。
逆にいえば、この問題を解決できさえすれば、クレジットカードに取って代わることができるかもしれません。
ビットコインを購入したあとの保管方法
購入したビットコインは、取引所からウォレットに送金して保管するのが一般的です。
取引所で保管することもできますが、ハッキング被害や閉鎖のリスクが伴います。
大切なお金を引き出すことができない、という事態を避けるため、まとまったビットコインはセキュリテイの高いウォレット送金するのがおすすめです。
ウォレットってどんなもの?
ウォレットとは、文字通りインターネット上のお財布です。
残高の確認や、所有しているビットコインを受け取ったり送ったりすることができます。
ビットコインの売買や、日本円などとの換金はできません。
利用者個人で管理するため、取引所などと比較してセキュリティ性が高いのが特徴です。
ウォレットの種類
ウォレットにはいくつかの種類があります。
大きく分けると、オンラインで管理するホットウォレットと、オフラインで管理するコールドウォレットがあります。
ホットウォレットにはモバイルウォレットとウェブウォレットなど、コールドウォレットにはハードウォレットとペーパーウォレットなどが含まれます。
ネット上にビットコインを保管するホットウォレットは送金などに便利ですが、反面ハッキングのリスクが考えられます。
一方のコールドウォレットはネットに繋がれていないため管理は面倒ですが、セキュリティが高いというメリットがあります。
モバイルウォレット
iPhoneなどのスマートフォン上からアプリを使って操作するのが「モバイルウォレット」です。
使い方もわかりやすく、携帯性も高いため人気があります。
ネットにつながっているためセキュリティ性が完璧なわけではありませんが、ウェブウォレットに比べると安全。
端末の紛失やデータ消失のリスクがあるため、スマホのバックアップは必須です。
ウェブウォレット
ログインIDとパスワードを入れるだけで使えるのが「ウェブウォレット」です。
手軽に始めやすくどの端末でもアクセスできる反面、セキュリティ性に問題が多くおすすめできません。
仮想通貨取引所が備え付けている「取引所ウォレット」もウェブウォレットに分類されます。
ハードウェアウォレット
ビットコインを保管する専用の端末が「ハードウェアウォレット」です。
サイズが小さいので持ち運びも比較的簡単、かつセキュリティ性の高いウォレットとして人気があります。
紛失や故障の場合も、ビットコインを管理するための秘密鍵を記録していれば復元することができます。
本体の価格が高いのと、人気のため品薄になりがちな点がネックです。
ペーパーウォレット
秘密鍵とアドレスを紙に印刷する、というアナログかつ安全性の高い方法です。
頻繁な引き出しには向かず、取り入れる人のほとんどが長期保管用。
紙が汚れたり、紛失したりすると資産が復旧できなくなるという欠点もあるので、万人向けではありません。
モバイルウォレット | ウェブウォレット | ハードウェアウォレット | ペーパーウォレット | |
---|---|---|---|---|
タイプ | ホットウォレット | ホットウォレット | コールドウォレット | コールドウォレット |
セキュリティ | 普通 | 低い | 高い | 高い |
導入コスト | 低い | 低い | 高い | 普通 |
携帯性 | 高い | 高い | 普通 | 普通 |
使い勝手 | 高い | 高い | 普通 | 低い |
ウォレットについてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
まずはモバイルウォレットがおすすめ!
当面のうちは比較的簡単に導入でき、安全性もある程度担保されているモバイルウォレットがおすすめです。
金額が大きくなってきたらハードウェアウォレットやペーパーウォレットでの管理を検討する、というくらいで問題ないでしょう。
なかでも Jaxx は操作画面もわかりやすく、メジャーな銘柄のほとんどをカバーしているのでおすすめです。
ビットコインを購入するタイミングはもう遅い?
NTTやリクルートといった国内の大企業も続々と参入しているビットコイン。
今後さらに参入者が増えていくと予想されます。
基本的にはいま購入したビットコインは売らずに保管するべき、とみる人が多いようです。
仮想通貨を中心とした投資界隈で「ガチホ」と呼ばれる戦略です。
ビットコインは2017年に入り10倍以上にまで高騰し、直後に下落。
現在は80万円台後半で安定しています。
現在今後はこうした小さな高騰と下落を繰り返し、3年前後の長期的な視点で見れば引き続き成長する、と考えられます。
このため、購入したビットコインを「ガチホ」しておく人が多いのです。
経済評論家の評価
2010 バブル
2011 バブル
2012 バブル
2013 バブル
2014 バブル
2015 バブル
2016 バブル
2017 バブル
2018 バブル崩壊さぁ、仮想通貨界、ビッドコインはどうなるのか。
ちなみにまだまだ上がると個人的に思うね!
— Keishi Tachibana (@kei___tachibana) 2017年12月4日
これまでも何度となく「ビットコインバブルが弾ける」といわれてきました。
しかしその間にも時価総額と価格は成長を続けています。
さらに、東京オリンピックや、大企業の相次ぐ参入などポジティブな要素が多いタイミング。
ビットコインを購入するのは、今からでも遅くないと考えています。
ビットコインを購入するなら絶対読んでおいてほしい記事 5選
ビットコインを購入するか否か、最終的に判断するのはあなた自身です。
迷っているのであれば、ご自身の手で色々とリサーチしてみるのがおすすめです。
この記事の冒頭でお伝えしたように、投資に絶対はありません。
大切なのは自分で判断することです。
調べた上で可能性を信じて購入するのか、やっぱり期待できないと購入を見送るのか。
損をしても得をしても、主体的に判断したことであればそれが自分の糧になります。
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今回ご紹介したビットコインの購入に必要な情報とともに、リスクやデメリットを抑えて安全に取引をスタートしましょう。