やさしい仮想通貨の始め方を解説

ビットコインATMはどこにある?購入や出金手順・手数料を徹底解説!

ビットコインATMはどこにある?

2017年頃から急激に復旧している仮想通貨ですが、その中でもビットコインはダントツの人気を誇っていますよね。

コインとしての取引だけではなく、ビットコイン決済ができる店舗やサービスも増えてきており、今後さらに身近な存在へと普及していくことでしょう。

そして、ビットコイン決済のみならず、年々と数が増えてきているのが『ビットコインATM』

今や仮想通貨も、公式通貨と同じような感覚で運用できるようになったんです!

今回は、ビットコインATMがある場所や操作手順、手数料を詳しく紹介しますので、これらの基本を押さえて、より効率的にビットコインを運用していきましょう。

この記事を読み終わる頃には、ビットコインATMについて完璧に理解できるはずです!

ビットコインの購入・換金ができる『ビットコインATM』とは?

出典: http://www.thinkstockphotos.jp/

『ATM』と聞くとコンビニや銀行にある一般的なATMを想像するかもしれませんが、ビットコインATMはこれらと少々仕様が違います。

一般的なATMでは現金の入出金や振り込みなどができますが、ビットコインATMはビットコインの売買を行うATM

ATMを使って、自分のウォレットからビットコインの売却を行なったり、現金を入金してビットコインを購入することができます。

そのため、取引所口座を利用するよりもビットコインを早く現金化することが可能なんですね!

特に海外のビットコインATMを使った場合は、現地通貨として引き出すことができるので非常に便利。

また、ビットコインATMは24時間365日稼働していますから、銀行の営業時間を気にせず取引に対応することができます。

つまりビットコインATMでは、ウォレットさえ保有して入れば、仮想通貨取引所を介さなくても取引が可能なのです。

ビットコインATMが設置されている場所

出典: https://coinatmradar.com/charts/#by-country

ビットコイン保有者の急激な増加に伴い、ビットコインATMも年々と数を増やしてきています。

世界中のビットコインATMが検索できるCoinATMRadarによると、2017年の初めは約1,000台ほどしかなかったビットコインATMも、2018年5月には3,000台を突破!

現在では1日約6台くらいのペースで設置されている計算になるので、今後ビットコインATMの数はさらに増えることが予想できます。

しかし、この数字はあくまでも世界的に見たものなので、日本国内ではまだまだATMの数が少ないのが現状です。

出典: https://coinatmradar.com/charts/#by-country

この表からもわかるように、ビットコインATMが爆発的に復旧しているのは北アメリカヨーロッパであり、日本が分類されるアジア圏は全体のわずか1.94%でしかありません。

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実際どこにビットコインATMがあるのかを確認するにはCoinATMRadarというサイトで確認することができ、日本国内では現状11台しかないことがわかります。

このCoinATMRadarでは、そのATMが購入・売却のどちらに対応しているのかもチェックすることが可能。

世界中のビットコインATMが検索できるので、海外旅行や出張でも活用することができますよ!

Coin ATM Redar

日本国内では営業停止しているATMも…

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日本国内に設置されているビットインATMは、主に外国人が多い六本木中野に集中しています。

それ以外は、外国人観光客の多い大阪や三重、京都、鹿児島などにも設置されていますが、2017年10月に資金決済法が改正されことにより、なんと現在はほとんどのATMが営業停止している状態!

改正後の内容では、「政府に認可を受けた仮想通貨交換業者」以外の仮想通貨取引を禁止しており、取引所を介さないビットコインATMもその対象になってしまったんですね。

また、同じく取引所を介さずに取引ができるZaifの『スマートATM』というサービスについても、資金決済法の改正によって新規受付を停止している状態です。

メモ

現在はビットコインATMではなく「仮想通貨取引所」でビットコインを購入するのが一般的です。

ビットコインは「数百円〜」という少額単位から購入することができ、ほとんどリスクを負わずに取引可能です!

以下の記事で「ビットコインの詳しい購入方法・オススメ取引所ランキング」についてご紹介しているので、併せてご覧下さい。

perfect-guide-for-to-buy-bitcoinビットコインの買い方・購入方法を完全ガイド!~初心者が失敗しないために気をつけるべきこと~

今後は日本でもビットコインATMが復旧しそう

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現状ほとんどのビットコインATMが営業停止している状況ですが、今後はなんらかの形で復活し、日本国内でもビットコインATMが復旧していくことが予想されます。

その理由としてまず考えられるのは、アメリカやカナダをはじめとする各国でビットコインATMが復旧しているということ。

オーストラリアや東南アジアでもじわじわとATMの数が増えてきていますから、日本もこういった世界の流れに乗り遅れないよう、法が見直しされることが予想されます。

また、もう一つの理由として今後さらに仮想通貨取引所が増えるということも。

現在仮想通貨取引が認められている取引所は16社のみとなっていますが、金融庁に申請中となっている取引所も多く存在します。

これらの取引所が認可されれば「仮想通貨を取り扱う会社が増える」ということになりますから、ビットコインATMのニーズも大きくなるでしょう。

ですので、現状営業停止をしているビットコインATMですが、今後の復活も十分にあり得るということがいえます!

ビットコインATMでビットコインを購入する方法

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では、ビットコインATMの営業が復活した際に備えて、実際の操作手順について紹介していきたいと思います!

難しい操作はなく誰でも簡単に利用することができますが、ビットコインATMを利用するにはウォレットが必要となりますので、事前にウォレットを用意しておきましょう。

注意

普段使っている取引所にビットコインを保有している場合は、自分のウォレットをつくってビットコインを送金しておきましょう。

ウォレットをつくったとしても、ウォレットにビットコインがなければビットコインATMを使用した取引はできないので注意!

ビットコインの購入方法
  1. ATMのタッチパネルから『購入』を選択する
  2. 購入したい金額を日本円で入力する(1,000円以上から購入が可能)
  3. ATMに設置されている読み取り機にウォレットのQRコードを読み込ませる
  4. ウォレット上で、入力した金額分のビットコインが反映されたのを確認できれば完了

ビットコインATMで出金・引き出しする方法

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出金や引き出しと聞くと、いかにも「現金がおろせる」と想像しがちなのですが、実際にはウォレットのビットコインを売却している状態ですので、やや感覚が違います。

また、同じ金額を引き出す場合でも、ビットコインのレートは常に変化しているため、その時々で必要なコインの枚数も違ってくるもの。

使い慣れていないとどうしても一般的なATMと混合になってしまいますので、『全く違うもの』と認識しておいたほうが安全かもしれませんね!

ビットコインの出金・引き出し方法
  1. ATMのタッチパネルから『売却』を選択する
  2. 売却したい金額を日本円で入力する(10,000円以上から売却が可能)
  3. ATMに設置されている読み取り機にウォレットのQRコードを読み込ませる
  4. ATMから、入力した金額分のビットコインが出てくれば完了

ビットコインATMを利用する際の手数料

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仮想通貨取引所でも、ビットコインの送金や出金には手数料がかかるものですよね。

しかし、通常取引所や販売所で設けられている手数料というのは安い金額となっており、これらに比べるとビットコインATMの手数料はかなり高めに設定されていることがわかります。

出典: https://coinatmradar.com/charts/#by-country

しかも、『〇〇円』『▲▲%』と明確な数値が決められているわけではなく、『××%くらい』のようなニュアンス。

公式サイトにはこのような記載がされていますが、実際にビットコインATMを利用したことがある人の話では、取引額の5〜10%くらいが手数料として引かれるそうです。

つまり、ただでさえ高い設定となっており、取引金額が大きくなるほどさらに手数料も高くなるということ。

そう考えると「どうしても現金が必要!」という時や、「今すぐビットコインを購入しなければ!」という時以外は、いつも通り取引所を利用した方がお得になりますよね。

ビットコインの換金や両替は課税対象になる

ビットコインATMを利用する場合は『取引所を介さずに取引を行う』と紹介しましたが、課税についてはしっかりと適用されますので忘れてはいけません。

原則、ビットコインを日本円に換金・利益確定した瞬間に課税され、確定申告では『雑所得』という区分に分類されます。

そして、1年間の所得総額に応じて税率が変わる『総合課税』の対象になりますから、ビットコインの換金・利益確定額が大きくなると最大45%もの税率が課せられてしまうんです。

「利益が少ないから問題ないだろう」なんて思っていると、確定申告で痛い目にあいかねませんので気をつけましょう!

課税対象の所得金額(課税所得額)税率
195万円以下5%
195万円~330万円以下10%
330万円~695万円以下20%
695万円~900万円以下23%
900万円~1,800万円以下33%
1,800万円~4,000万円以下40%
4,000万円以上45%

また、仮想通貨に関する所得の計算方法は国税庁で細かく決められていますので、仮想通貨取引を行う全ての人は今一度チェックしておくこと安心です。

仮想通貨取引では、資産を増やすことを目的としている人がほとんどですので、税金や各手数料においても賢く取引を行なうようにしましょう!

国税庁 個人課税課