やさしい仮想通貨の始め方を解説

全てのエンジニアが知っておくべきビットコイン・仮想通貨マイニング7つの基本

ビットコインとは

ビットコインは、数ある仮想通貨の中でも特に人気のある通貨で、取り引きされている量を示す“時価総額”常にトップを維持しているのが現状。

いつでもどこでも無制限で取引できる自由な決済や、

“ブロックチェーン”と呼ばれるネットワーク上の取引台帳を誰でも確認できるという透明性、

お金のやり取りに仲介業者が入らないことで、安くて安心な取引が行えています。

ビットコインの基本情報
通貨単位BTC
開発者Satoshi Nakamoto, Bitcoin Core
アルゴリズムProof of Work
承認時間約10分
上限発行数 2100万

仮想通貨取引を行う人の多くは“資産を増やしたい”という目的があると思うのですが、

普通に取引をして資産を増やしていくだけでなく、“マイニング”をすることでさらに効率良く利益を出すことができるといわれていますよね!

ここからは、そんな“マイニング”についてを解説していきましょう。

仮想通貨のマイニングとは

仮想通貨取引を行ううえで良く耳にするマイニングですが、これは仮想通貨の取引を承認することを意味しています。

取引を承認すると新しくブロックが生成され、その報酬として承認した仮想通貨が支払われるという仕組み。

ですので、通常の運用以外でも資産を増やすことができるんですね。

わかりやすく例えると、誰かがビットコイン取引を行なった際に、

マイナー全員へ「〇〇という数字を素因数分解しなさい」という指示が出て、最初に正解した人にマイニング報酬が支払われるようなイメージ。

このマイニングを行う人たちは“マイナー”と呼ばれていて、パソコンなどのマシン電力を提供して承認作業を行なっています。

そんなマイニングには3つの方法がありますので、一つづつ確認してみましょう。

1.ソロマイニング

ソロマイニングというのは、マイニング専用のICチップ(ASIC)や、高性能のGPUを使用して、個人でマイニングを行う方法です。

しかし、ソロマイニングで報酬を得るためには、コンピューターに関する知識が必要になることと、

高価な機材を揃えることが必要で、初心者には非常に難易度が高い方法だといえます。

また、電気代が高額になってくるため、電気代の安い中国などでマイニングを行なっている事業者たちもおり、こういった人たちと争う必要が出てくるんですね。

ですので、ソロマイニングは3つのマイニング方法の中でもっとも難しい方法だとされています。

2.クラウドマイニング

クラウドマイニングというのは、高性能な機材を揃えてマイニングを行なっている事業者と契約をして、

契約料(実際にはハッシュパワーの購入)を払いながら報酬を得ていくという方法。

ですので、わざわざ自分で専用機材を購入しなくてもマイニングができでしますんですね!

マイニング事業者はハッシュフレア(HashFlare)ビットコインドットコム(Bitcoin.com)ジェネシスマイニング(GenesisMining)などが有名どころで、事業者ごとに契約期間や契約料が違います。

事業者が保有している機材の量によっては契約ができない時もあり、いつでも契約できるというものではありませんが、しばらくすると在庫が復活するので、サイトをこまめにチェックすると良いでしょう。

ほとんどの事業者は、1年以上の長期契約を先払いする仕組みになっているため、最初にある程度の資金が必要になるのが一般的。

しかし、マイニングを行うことで資金回収ができてしまえば、その後の報酬は全て利益に回せますし、自分で機材を購入するよりも簡単にマイニングが始められるというのは大きな魅力といえますよね。

3.プールマイニング

プールマイニングというのは、ネット経由で自分のパソコンにマシンパワーを提供し、そのパワーの大きさに応じた報酬を受け取れるという方法。

マイニングプールという会社が提供している専用ソフトを自分のパソコンにインストールし、報酬を受け取るためのウォレットを登録すれば、誰でも簡単にマイニングが始められます。

ですので、ソロマイニングのように機材を購入する必要がなく、クラウドマイニングのように契約料を払う必要もないという、実に手っ取り早い方法なんですね!

ただ、その分報酬額が少ないというデメリットがありますから、ローリスク・ローリターンな方法といえるでしょう。

ビットコイン・仮想通貨マイニングの7つの基本

仮想通貨のマイニング方法や特徴がわかり、“じゃあ、さっそくマイニングを試してみよう!”と思うかもしれませんが、方法や特徴を知っただけでは効率的に報酬を得ることは難しいんです。

世の中には膨大な人数のマイナーがおり、中にはマイニングを専門とする企業までありますから、報酬を得られる確率というのは極めて少ないというのがわかりますよね。

“最初に正解した人”に報酬が支払われるわけですから、ようは早い者勝ちということ。

それにはスピードが求められますから、トップクラスのマイナーたちと張り合うための準備が必要となるんです!

ということで、ここからはビットコインマイニングをするうえで知っておくべき7つ基本を解説していきましょう。

1.ビットコインマイニングの専用機

まず、ソロマイニングを考えている人の場合は専用機材が必要になりますよね。

実際に使われるのは「ASIC採掘機」と呼ばれるもので、世界中のマイナーと戦うための武器となるものですから、それなりの値段がします。

ASIC採掘機の価格や電気代を参考にして、どのくらいの期間で資金回収ができそうなのかをザックリとイメージしておくと良いでしょう。

Avalon ASIC

Avalon ASICは、ビットコインマイニングだけのために開発された専用機材。

それゆえ、ビットコインマイニング以外のお仕事はしてくれませんが、1秒で65GH/sをさばく特殊チップが大量に内蔵されていて、極めて希少なマシンといわれています。

価格は約66万円ほどですが、ビットコインマイニングにおいては並ぶものはないでしょう。

TerraMiner IV

こちらは、現時点で最強といわれているTerraMiner IV。

なんと、1秒間に1,600GH/sものスペックを搭載しており、それに及んで消費電力も2,100Wという、まさにモンスター的存在となっているんです。

こちらの値段も65万円ほど

2.マイニング難易度

マイニングをする際には指示された問題を解かなければなりませんが、この難易度のことを“マイニング難易度”といいます。

このマイニング難易度は2週間に1回のペースで調整されていて、難易度が上がればマイニング効率は下がりますから、新しい専用機の購入なども検討する必要があるでしょう。

逆に難易度が下がれば効率が上がり、利益も増やしやすくなるのですが、ビットコインのマイニング難易度は採掘競争環境の激化によって年々上がり続けているのが現状。

滅多に下がることがありませんから、個人でマイニングを行う場合には、こういったデメリットもしっかりと考慮しておくべきです。

3.送金手数料

ビットコインマイニングの報酬は“基本報酬+利用者が払った送金手数料”の合計となっています。

少し前までは基本報酬が12.5BTCくらいでしたから、手数料約4BTCと合わせて3000万円分のビットコインがもらえる計算になりますね。

しかし、基本報酬はインフレの終了を迎える2140年にはなくなるとされていますから、そうなると報酬のほとんどが送金手数料となるわけです。

ビットコインの手数料は現時点では上がってきてはいますが、2140年にどうなっているかはわかりませんので、マイニング報酬が減る可能性もあるということも頭に入れておきましょう。

4.ハッシュレートと価格

ネットワーク全体のハッシュパワーは、ビットコインの時価と関係しているというのを知っていますか?

多くのマイナーたちは、マイニングのために用意したマシンや電気代を回収したいと考えており、ビットコインの価格が上がればマイニング報酬も上がることになりますから、より多くのマイナーが参入してきます。

これによって、ネットワーク内のハッシュパワーも上がりますよね。

そして、ハッシュパワーが上がるとマイニングの競争率が増え、収益性が落ちることを懸念するマイナーたちがビットコインを売らなくなるということが考えられるんです。

ですので、単純にマイニングを続けるよりも、ビットコイン高騰の波を考慮しながらマイニングを行う方が効率的な場合があります。

仮想通貨の時価総額をチェック!

5.ASICという集積回路

細かくいうと“SHA256という集積回路が使われるのですが、これがあるのとないのではマイニング収益が格段に違ってくるんです。

仮想通貨のマイニング初期はCPUを集積回路として使用していましたが、仮想通貨の拡大とともにGPU、FPGA、ASICと集積回路もランクを上げてきているんですね。

つまり、個人でマイニングを行う場合には、ASIC対応のマシンを手に入れられるかどうかが勝負の分かれ目といえるでしょう。

集積回路の歴史

CPU < GPU < FPGA < ASIC

6.収益性を考える

ビットコインマイニングを行ううえでは、電気代の費用をいかに抑えられるかも効率化に繋がります。

やるからにはマシン代を早く回収したいものですから、マイニング報酬と併せて電気代にも目を向ける必要があるんですね。

日本の電気代は平均約¥22/kWhとなりますが、中国ではこの半分以下で同じ量の電気を使用でき、北欧ではもっと安いという情報も。

ですので、本格的にマイニングを行うために、電気代の安い国に在住する人も少なくないんです。

とはいえ、そう簡単に日本を離れられない人もたくさんいますから、マシン代と日本の電気代を考慮したうえでの収益性を考える必要があるでしょう。

7.マイニング収益は課税対象になる!

ビットコインマイニングで得た収益は課税対象になります。

単純にマイニング収益を得た場合には“取得した時点のBTC時価−初期投資費用”が課税対象となり、さらにその収益を円に交換したり、決済を行なった場合は“利確した時点の BTC時価−取得した時点のBTC時価”が課税対象になるんです。

こう考えると、せっかく収益を得てもかなり税金として持っていかれるイメージですよね…。

そのため、ある程度収益が見込めるようになったら個人事業化するとか、控除できる経費などを細かく管理するなど、上手に税金対策をするようにしましょう。

マイニング収益に課せられる税金
  • 取得した時点のBTC時価−初期投資費用
  • 利確した時点の BTC時価−取得した時点のBTC時価

国税庁公式サイト