ビットコインって上がるって言うけど本当かな?
ビットコインは10年後にはどうなってるんだろう?
ビットコイン(Bitcoin/BTC)がサトシ・ナカモト氏の論文から開発が進められて最初に発行されたのは2009年のことです。
発行当時は無価値だったビットコインは、2017年には市場最高値となる約240万円にまで達しましたが、その後は徐々に下落し、発行から10年後の2019年10月現在には約80万円〜100万円になっています。
ビットコインはたった10年で価値が大きく跳ね上がりましたが、今から10年後には果たしてどんな価格になっているのか気になりますよね。
そこで今回は、仮想通貨に詳しい著名人の予想結果や、10年後までにビットコインの価格を左右すると考えられる内容を詳しく紹介します。
この記事を最後まで読んでいただければ、あなたも10年後のビットコインを予想するためのヒントがわかるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
日経ラジオパーソナリティーひろぴー
ビットコインはトレードにおいて、全仮想通貨の中継地点のような役割があるぞ。
仮想通貨「ビットコイン」とはなに?|ひろぴーが教える仮想通貨トレードはビットコインから始めた方が良い理由
目次
著名人や有識者が予想する10年後までのビットコイン
ビットコインなどの仮想通貨だけでなく、経済界の著名人や有識者たちもビットコインの将来について公の場で発言しています。
ビットコインの10年後を予測するための参考材料にもなるので、著名人はどんな理由でビットコインの将来を予測したのか確認してみましょう。
現在価格よりも下がる予想
ビットコインは2017年のピーク時よりも大幅に下落し続けており、10年後には今よりもビットコインの価格が下がると予想している人も少なくありません。
10年後は10万ドルになるよりも、100ドルになる可能性の方が大きい
と発言したのは、アメリカの経済学者でハーバード大学教授のケネス・ロゴフ氏です。
- ビットコインに対する規制強化が価格の下落に繋がる
- マネーロンダリングや脱税の可能性がある
- ブロックチェーン技術への期待が規制が遅れている原因の一つ
などの理由から、今よりもジワジワと下落し続けると予想しています。
10年で仮想通貨市場は飛躍するが、ビットコインのシェアは縮小する
と発言したのは、金融コンサルティング会社デビエグループCEOのナイジェル・グリーン氏です。
これからさまざまな分野で仮想通貨の導入が進められて競争が加速し、ビットコインの影響力が低下すると考えているようです。
ビットコイン以外の価値が上がる一方で、ビットコインの価値が下がることを予測しているのだと考えられます。
現在価格よりも上がる予想
10年後にはビットコインの価値は今よりも下がると予想する有識者がいる一方で、今よりも価値が上がると予想する人も多いです。
10年後には143,900ドル
と予想しているのは、ICOコンサルティングを行っているサティス・グループです。
サティスグループが公開した仮想通貨市場予測によると、10年後には仮想通貨の市場規模が3.5兆ドルまで伸びるとしています。
ビットコインについては8割のシェアを維持し、約14万ドルになるだろうと予想しています。
2022年までにビットコインの価格が25万ドルに達する
と発言したのは、アメリカのビットコイン投資家としても有名なティム・ドレイパー氏です。
ビットコインが法定通貨に変わる通貨となることを予測し、ビットコインを法定通貨と交換しないことも名言しているほどです。
2020年年末までに100万ドルになる
と発言したのは、対ウィルスソフトで有名なマカフィーの創業者であるジョン・マカフィー氏です。
2017年にビットコインが高騰した頃の発言ですが、過去の予測ベースを参考にした結果の数字なのでかなり自信を持って予測していたようです。
有識者の間ではビットコインの価格について見解が分かれていますが、経済状況に詳しい専門家の意見が提供する良い情報として参考にしておくことをおすすめします。
10年後は今よりもビットコインの価値を下げる可能性がある出来事
10年後のビットコインはどうなっているのかを予測する判断材料はいろいろありますが、現状で価値を下げる可能性がある出来事について確認してみましょう。
下落相場が続いている
ビットコインの価格は2017年12月に最高値を達成してから、ジワジワと価格が下落し続けています。
2019年2月まで日足価格が下落相場が続いており、2013年から2015年にかけて続いた410日間の下落相場を更新し続けている状況です。
ここまで下落相場が続くと予想していなかった人も多いと思いますが、今後も下落相場が続くのであればビットコインの将来は厳しいとの見方も少なくありません。
ユーザーの関心が薄くなっている
出典:https://trends.google.co.jp/trends/explore?date=all&geo=JP&q=%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3
ビットコインの知名度が最も高まったのは、ビットコインの価格が高騰した2017年でした。
テレビなどのメディアでもビットコインに関する情報が取り上げられるようになり、ビットコインの存在を知らなかった人も興味を持つきっかけになりました。
インターネットで検索されるキーワードの人気度がわかる「Google Trends」の結果でも、2017年から2018年にかけてピークに達していることがわかります。
しかし、その後はビットコインの相場価格と比例するように検索数も減っており、世の中の関心がかなり落ち込んでいます。
ビットコインに対する関心がなくなるということは、流通量の低下に繋がって価値がなかなか上がらない原因の一つと考えられます。
新しい仮想通貨の開発
現在のビットコインは仮想通貨の基軸通貨であり、アルトコインの取引にも活用されていますが、送金能力の低さや価格操作リスクなどの面で問題点が多いのも事実です。
実用性の高さで考えてみると、ビットコインよりも優れた能力に特化したアルトコインや、ビットコインには存在しない能力があるアルトコインも続々と開発されています。
今後はビットコインに変わる仮想通貨がスタンダードになることも予想されるため、ビットコインの実用性が低いと認知されるようになるほど価値が下がる可能性も考えられます。
更に規制が強化される可能性
世界各国で仮想通貨に対する規制が今までよりも強まることが予想されており、今よりも流通量が激減する可能性も指摘されています。
日本では仮想通貨取引や仮想通貨交換業者に対する規制強化を盛り込む法案が国会に提出されましたが、「更に規制を強化すべき」という意見と「仮想通貨の可能性に期待して育成すべき」との意見があるのも事実です。
金融分野だけでなく多様なビジネスで、利便性・安全性の向上など大きな可能性を秘めていると考えている
と、仮想通貨に関する質問に対して安倍総理大臣も国会で答弁しています。
日本政府が仮想通貨に対して規制強化するのか、それとも柔軟な姿勢を示すのかまだわかりませんが、仮に規制強化される動きになるとビットコインの先行きも不透明になるでしょう。
ビットコインの価格を下げる可能性がある事案も多いため、どのような影響を与えるのか注意して情報収集することが大切です。
10年後までにビットコインの価格を上昇させる可能性がある出来事
10年後にはビットコインの価格が今以上に上がると予想できる出来事がたくさんあるのも事実です。
具体的にどのような事案がビットコインの価格上昇に繋がると考えられるのか確認してみましょう。
発行枚数の上限
ビットコインの発行枚数は2100万枚で上限があり、既に半分以上が発行済です。
希少性が高まるほど需要高に繋がり価値が上昇すると考えられます。
また、ビットコインの半減期は約4年に一回訪れますが、前回は2016年だったので次回は2020年頃になる見込みです。
前回も半減期に合わせて需要に対して供給量が少なくなってビットコインの価格上昇に繋がったため、次回の半減期でも価格が上がるのではないかと考えられます。
ハードフォーク
これまでにもビットコインキャッシュやビットコインゴールドなど、ビットコインから派生して誕生した仮想通貨がたくさん存在しています。
ビットコインの進化に伴い利便性が高まった新しいアルトコインが誕生することで、ビットコインの価値が見直されて価格上昇に繋がることも考えられます。
2020年東京オリンピック
2020年には東京オリンピック開催が予定されており、海外からも多くの観光客が訪れることが予想されます。
海外の人が日本で買い物をする際に使う決済手段として、法定通貨よりも利便性の良いビットコインを使用する機会が増えると考えられています。
既にビックカメラなどの大手家電量販店をはじめとした実店舗でも、ビットコイン決済の普及を見込んで決済手段の一つとして導入済みの店舗が増加中です。
ビットコインは利便性の良い決済手段だと広く認知されることで、更に流通量が増えて価値の上昇に繋がると期待できるでしょう。
ビットコインETF
ビットコインETF(上場投資信託)は、これまでに何度も上場申請されていますが、いまだに実現していません。
ビットコインETFが実現して株式などの金融資産と同じポジションに立てるようになると、個人投資家だけでなく機関投資家や大手ヘッジファンドなども積極的に仮想通貨投資に参加するようになるでしょう。
本格的に仮想通貨が投資・運用先の一つとして選択されるようになることで価値の上昇に繋がることから、ビットコインETFへの期待が更に高まっています。
大手企業の仮想通貨関連事業への参入
日本国内の大手企業も仮想通貨関連事業へ積極的に参入しています。
- SBIホールディングスは「SBIバーチャルカレンシーズ」を運営
- マネックスグループは仮想通貨取引所「コインチェック」を買収
- ヤフージャパンは「ビットアルゴ取引所東京(TaoTao)」へ出資
- 楽天グループは仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」を買収
- 楽天グループのViberが「楽天コイン」をロシアで発行
- メルカリの子会社メルペイがブロックチェーン技術で「Mercari X」を開発
このように、大手企業が仮想通貨関連事業へどんどん参入しており、ビットコインをはじめとした仮想通貨の実用性が更に高まることが予想されます。
ビットコインの価値がプラスに転じる可能性のある情報も多いため、常にアンテナを張っておくことが大事です。
ビットコインの10年後を予測するのは難しい!情報を随時確認しよう
ビットコインは10年後に今より価値が上がるのか下がるのかを予測するのは非常に難しいですが、常に情報を収集しておけば価格が変動するタイミングを見極めることができます。
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