国内仮想通貨の度重なるハッキング事件などにより、再び海外の仮想通貨取引所が注目されています。
海外の仮想通貨取引所の筆頭ともいえるのがBinance(バイナンス)です。
仮想通貨を保有するユーザーにとっては、もはや知らない人がいないほど有名な取引所です。
今回の記事を読めばBinance(バイナンス)の基本的な概要から出金に関する詳細な情報が分かります!
目次
Binance(バイナンス)の基本情報
出典: https://www.binance.com/en
取引所名 | Binance(バイナンス) |
---|---|
設立 | 香港 |
拠点 | マルタ島 |
CEO | ChangPeng Zhao(OKCoinの元共同創業者) |
業態 | 取引所 |
取扱銘柄数 | 150種類以上(2018年11月時点) |
基軸通貨 | bitcoin(BTC) Binance coin(BNB) bitcoin cash(BCH) Ethereum(ETH) USD Tether(USDT) |
創業当初より、世界的に人気があり、グローバルでの暗号通貨取引を牽引しています。
取引ボリュームも2018年11月現在で世界一をほこり、名実ともに世界NO1の仮想通貨取引所だといえます。
また、上場する銘柄に関しては、コミュニティ内での投票により決定される為、ICO後の各種トークンの売買においても高いニーズがあります。
Binance(バイナンス)の特徴・メリット
Binance(バイナンス)の詳細な出金手数料や出金方法を確認する前に、そもそもBinance(バイナンス)がどのような取引所なのかを簡単に確認していきたいと思います。
Binance(バイナンス)の特徴やメリットについては次の通りです。
- 高い流動性
- 豊富な取り扱い銘柄
- 上場コインを投票性で決定している
高い流動性
Binance(バイナンス)は上場したばかりのコインに対して、マーケティング施策としてキャンペーンをおこなっています。
過去には次のようなキャンペーンが行われました。
- Happy New Year with a Lamborghini Giveaway!
期間;2017年12月26日〜2018年1月3日 - Waves Token Contest
期間:2017/12/21〜12/28
内容:デポジットと購入量が多かった方を対象に、上位50名に合計10,000 Wavesを配布 - Binance & TRON Bring You a Merry Christmas!
期間:2017/12/19〜12/25
内容:期間中にTRXの取引量が多かった1位〜10位に以下をプレゼント
1位マセラティ3.0Tレヴァンテクラシック
2位メルセデス・ベンツスマートFortwo 52kW
3 – 4位Apple MacBook Pro(13in)
5 – 10位iPhone X(64GB)
キャンペーンは定期的に行われており、上場したばかりのコインでも流動性が高い取引を可能としています。
豊富な取り扱い銘柄
Binance(バイナンス)に2018年11月時点で上場している仮想通貨銘柄は、次の通りです。
ADA | ADX | AE | AGI |
AION | AMB | APPC | ARDR |
ARK | ARN | AST | BAT |
BCC | BCD | BCN | BCPT |
BLZ | BNB | BNT | BQX |
BRD | BTG | BTS | CDT |
CHAT | CLOAK | CMT | CND |
CVC | DASH | DATA | DENT |
DGD | DLT | DNT | EDO |
ELF | ENG | ENJ | EOS |
ETC | ETH | EVX | FUEL |
FUN | GAS | GNT | GRS |
GTO | GVT | GXS | HSR |
ICN | ICX | INS | IOST |
IOTA | IOTX | KEY | KMD |
KNC | LEND | LINK | LOOM |
LRC | LSK | LTC | LUN |
MANA | MCO | MDA | MFT |
MOD | MTH | MTL | NANO |
NAS | NAV | NCASH | NEBL |
NEO | NPXS | NULS | NXS |
OAX | OMG | ONT | OST |
PIVX | POA | POE | POWR |
PPT | QKC | QLC | QSP |
QTUM | RCN | RDN | REP |
REQ | RLC | RPX | SALT |
SC | SKY | SNGLS | SNM |
SNT | STEEM | STORJ | STORM |
STRAT | SUB | SYS | THETA |
TNB | TNT | TRIG | TRX |
TUSD | VEN | VIA | VIB |
VIBE | WABI | WAN | WAVES |
WINGS | WPR | WTC | XEM |
XLM | XMR | XRP | XVG |
XZC | YOYO | ZEC | ZEN |
ZIL | ZRX | BTC |
約150種類以上の銘柄が上場しており、国内の主要取引所と比較してもその差は歴然です。
また、人気のあるコインもそろっているのでトレードが活発になり、利用者の増加につながっています。
上場コインを投票性で決定している
Binance(バイナンス)は毎月1回、上場させるコインを人気投票で決定するCommunity Coin of the Monthというイベントを開催しています。
人気投票(Community Coin of the Month)の特徴として、以下があげられます。
- 月に1回実施している(毎月投票期間が設定されている)
- 投票はBinanceユーザーで、BNBコインを保持している必要がある
- 複数の通貨へ投票が可能(1回の投票につき0.1BNBが必要)
- 1位になると無料でBinanceに上場できる(1度に複数の通貨が上場することもある)
- 上場後に取引出来高や価格が上昇しやすい
自分が好きなコイン、ほしいコインに投票できるということもBinance(バイナンス)が人気の理由です。
Binance(バイナンス)側の都合だけでなく、 ユーザーから人気のある通貨を上場させることのできるこのイベントは、ユーザー数の増加に繋がり、売買が活発になることが期待されます。
Binance(バイナンス)の口座開設手順
Binance(バイナンス)では、非常に簡単に口座開設をおこなうことができます。
国内の仮想通貨取引所では、口座解説をおこなってから実際に取引が開始できるまで数日間を要しますが、Binance(バイナンス)では最短10分程度で取引が開始できます。
- アカウント登録・開設
- 本人確認登録は不必要
- 二段階認証登録(セキュリティ強化)
海外の仮想通貨取引所では、国内の取引所より不正アクセスのリスクが高まります。
二段階認証は怠らないようにしましょう。
Binance(バイナンス)で取引を開始する前の事前設定
Binance(バイナンス)では、日本円の直接入金をサポートしていません。
取引を開始するためには、事前に国内の仮想通貨取引所を開設する必要があります。
ここでは国内の仮想通貨取引所では、セキュリティの高さに定評があり送金手数料無料のGMOコインをおすすめします。
Binace(バイナンス)で取引を開始するまでの流れは、次の通りです。
Binance(バイナンス)の出金方法
では、バイナンスではどのような出金方法をとっているのか、見ていきましょう。
Binance(バイナンス)の出金・送金手順
Binance(バイナンス)で仮想通貨を出金・送金する流れは次の通りです。
Binance(バイナンス)の出金・手続きは、以下の画面の通りダッシュボード – [Funds]- [Withdraws]の順で操作します。
すると以下の画像の通り、Binance(バイナンス)に上場している仮想通貨の選択画面が表示されます。
出金したい仮想通貨を選択し、クリックします。
※例として、BTC(ビットコイン)を例として出金手順を解説します。
すると、出金したい仮想通貨の詳細情報を入力する画面に移ります。
情報を間違いなく入力して、出金・送金処理を完了させてください。
- 送金先アドレスの指定
- 送金数量の指定
- 取引手数料の確認
- 送金処理を実行
送金先アドレスは仮想通貨毎に定められています。
送金先アドレスは対応するウォレットアドレスを間違いないように設定してください。
送金アドレスを間違えて処理をおこなった場合、最悪の場合、仮想通貨が失われます。
二段階認証が正しく設定されている場合は、最後に認証キーの入力が求められます。
間違いないように入力しましょう。
最後にご登録のメールアドレス宛にBinance(バイナンス)から確認メールが届きます。
Confirm Withdrawボタンをクリックの上、出金・送金処理を承認してください。
以上で、Binance(バイナンス)の出金・送金処理が完了です。
Binance(バイナンス)の出金手数料
国内外の主要な仮想通貨取引所の出金手数料の比較表は次の通りです。
国内外の主要取引所 | ビットコイン | アルトコイン |
---|---|---|
BITpoint(ビットポイント) | 無料 | 無料 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.01%〜0.15% | 0.2% |
bittrex(ビットトレックス) | 0.25% | 0.25% |
Poloniex(ポロニエックス) | 0.15%〜0.25% | 0.15%〜0.25% |
Binance(バイナンス) | 0.1% | 0.1% |
Binance(バイナンス)では、出金手数料が格安の0.1%で利用できます。
さらにBinance(バイナンス)では、同社が発行するBNB(Binance coin)を使って手数料を支払うことで、種菌手数料が0.05%で利用可能となります。
出金手数料が無料とうたっている取引所では実際にはスプレッドがあり、取引手数料が割高となっている可能性が高いため注意が必要です。
スプレッドとは、買値と売値の差をさします。
例えば、1ビットコイン(BTC)の購入価格が1,000,000円で、売却価格が980,000円の時、 20,000円の差額があります。
この差額のことを『スプレッド』といいます。
このスプレッドが実質、販売所へ支払う手数料です。
つまり、スプレッドが大きいほど、手数料が高くなるといえます。
Binance(バイナンス)は総合的には、世界でもトップクラスに割安な手数料で取引が可能だといえます。
Binance(バイナンス)の出金制限
出典: https://www.binance.com/en
Binance(バイナンス) では、アカウント開設をするとすぐに取り引きを実行できますが、基本的には1日2BTCまでしか出金できません。
しかし身分証明書を提示して本人確認を行うと、1日最大100BTCまで出金が可能になります。
さらに出金額を引き上げたい場合は、サポートセンターに問い合わせる必要があります。
取引制限はないため、1日に大量に出金・送金をしない方は本人確認をする必要はありません。
Binance(バイナンス)で出金・送金しよう!のまとめ
今回の記事では、Binance(バイナンス)の基本的な概要から出金に関する詳細な情報を確認しました。
Binanceの出金に関するまとめは次の通りです。
- Binaceの出金手数料は0.01%、BNBトークンを利用することでさらに0.05%となる
- Binanceの1日の出金上限額は2BTC、身分証明書を提出することで100BTCまで拡張可能
Binance(バイナンス)は、創立以来どんどん成長し現在では150万人をこえる仮想通貨取引所へと発展しました。
今後の仮想通貨取引においてはなくてはならない取引所です。
まだ口座未開設の方はこの機会に開設しておくようにしましょう。
また、バイナンスへの送金・受金にはGMOコインがおすすめ