バイナンスを使ってみたいけど国内取引所と違って入金って難しいのかな?
バイナンスへ入金するのって手数料とか高いのかな?
世界最大級の仮想通貨取引所「バイナンス(Binance)」で取引を始めるために資金を入金する方法について解説しています。
バイナンスは海外取引所を初めて利用するという方によく選ばれています。
国内取引所しか使ったことのない方だと、海外取引所独特の仕様や使い方に最初は戸惑われるかもしれません。
このページでは最初のステップで躓かないよう「バイナンスへ入金できる通貨は?」「入金手数料はかかるの?」など入金について気になる疑問や、実際に入金する手順などを詳しく解説しています。
- バイナンスへの入金は簡単3ステップでできる!
- 入金がなかなか完了しない時は現在の状態を正確に確認しよう
- それでもわからない時は問い合わせて見よう
- バイナンスへの入金におすすめなのは仮想通貨入金手数料無料のGMOコイン
バイナンスの入金について
初めて海外取引所を使おうと思った時に、一番最初に戸惑うのは入金かと思います。
国内の取引所のように銀行から取引所へ入金と言うのができないのが海外取引所です。
入金できる通貨は?
国内の取引所と違いバイナンスには日本円はもちろん、米ドルやユーロなどの法定通貨は一切入金できません。
入金できるのは仮想通貨のみで、バイナンスで取り扱いのある約170種類の仮想通貨すべてが入金可能です。(一部ウォレットメンテナンス等で入金できない通貨もあり)
そのため、バイナンスへは国内取引所など他の取引所やウォレット等からバイナンスへ仮想通貨を入金する必要があります。
入金可能通貨の確認の仕方
入金できる通貨の確認は「Deposit」の欄が「Suspend」になっているのが入金できない仮想通貨です。
エクスクラメーションマークにマウスカーソルを持って行くと「Suspend」の理由が表示されます。
入金におすすめの通貨
入金する通貨としては、最初はバイナンスでトレードできる通貨ペアの基軸通貨は「BTC」「ETH」「BNB」「USDT」の4つなので、取引のために入金するならこの4つのどれかにしておくといいでしょう。
このうち国内取引所でも取り扱いがあるのは「BTC(ビットコイン)」と「ETH(イーサリアム)」のみなので、国内取引所から送金するとしたらBTCかETHのどちらかとなるでしょう。
バイナンスへの入金に使う取引所には送金手数料無料のGMOコインがおすすめです。
GMOコインなら、簡単にビットコインやイーサリアム を購入し送金手数料無料でバイナンスへ送金することが可能です!
入金手数料はかかる?
入金手数料はかかりません。
ただし入金するには他の取引所等から出金して送金する必要があるので、取引所によっては出金手数料(ネットワーク手数料)がかかる場合があります。
いくらから入金できる?
バイナンスから出金する際の最低送金可能数量は設定されていますが、入金の場合の最低入金可能数量は設定されていません。
入金が反映するまでの時間はどれくらい?
入金する仮想通貨の種類やそのときのブロックチェーンの混雑状況にもよります。
たとえばビットコインの場合、バイナンスでの入金反映に必要なConfirmation(承認)回数は2回となっていますので、最短で20分程度となります。
実際には30分~1時間程度かかることが多いようです。
また送金スピードが早い「リップル(XRP)」や「イーサリアム(ETH)」の場合だと数分で入金反映されます。
バイナンスへの入金手順
バイナンスへの入金方法を画像付きで詳しく解説しています。
今回は例として、ビットポイント(BITPoint)からイーサリアムをバイナンスへ送金してみます。
バイナンスへの入金手順は大きく以下の3ステップからなります。
1:バイナンスでのイーサリアムのウォレットを取得する
2:ビットポイントからイーサリアムを出金する
3:バイナンスで入金を確認する
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バイナンスでのイーサリアムのアドレスを取得する
今回は例としてイーサリアムを送金しますので、イーサリアムのアドレスを取得します。
ビットコインを送るならビットコインのアドレスという風に、送金する仮想通貨のアドレスと送金する通貨を間違わないようにしましょう。
- STEP.1Depositを開く
バイナンスにログイン後、右上のメニューの「Funds」にマウスカーソルを持って行くとサブメニューが開きます。
サブメニューから「 Deposit」をクリックします。
- STEP.2通貨を選択する
入金したい通貨を選ぶ画面となります。
バイナンスに入金できる仮想通貨は約170種類ほどありスクロールして探すと大変です。
検索画面に入金したい仮想通貨のシンボルの最初の2文字程度を入力すれば表示する通貨を絞り込むことができます。
今回はイーサリアム(ETH)を入金したいので、検索欄に「et」と入力しました。
「ETH」が表示されたのでクリックして選択します。
- STEP.3ウォレットアドレスを表示
イーサリアムのウォレットアドレスが表示されました。
このアドレス宛にビットポイントから出金すればOKです。
またアドレスの右下に表示されている「Show QR Code」をクリックすればQRコードが表示されますし、「Copy Address」をクリックすればアドレスをコピーできます。
入力間違いを防ぐためにもQRコードか「Copy Address」を利用するようにしましょう。
ビットポイントからイーサリアムを出金する
ビットポイントは仮想通貨の出金時のネットワーク手数料も不要で完全無料で送金できる取引所です。
国内取引所のなかではもっともサービス水準が高く使いやすい取引所なので、口座を持っていない方は作っておくことをおすすめします。
- STEP.1仮想通貨の送金画面を開く
ビットポイントにログイン後、左上のメニュー「入出金・振替」をクリックするとサブメニューが開きます。
サブメニューから「仮想通貨送受金 > 送金(送付)」をクリックします。
- STEP.2送金する通貨を選ぶ
初期設定では「BTC」の送金画面になっているので「ETH」を選択します。
- STEP.3送金先アドレスと送金数量を入力
「送金先アドレス」に先ほどコピーしたバイナンスのウォレットアドレスを貼り付けします。
「送金額」に送金したい数量を入力します。
- STEP.42段階認証コードと取引暗証番号を入力
スマホでGoogle Authenticatorアプリを起動し、表示されている2段階認証コードを「認証番号」の欄に入力します。
Google Authenticatorによる2段階認証の設定をしていなければ、この欄はSMSかメールアドレスでの認証となりますが、セキュリティを高めるためにGoogle Authenticatorを設定するようにしておきましょう。
最後に「取引暗証番号」を入力し「確認画面」をクリックします。
- STEP.5確認して完了
送金の確認画面が開きます。
内容を再度確認して問題なければ「執行」をクリックします。
以上でビットポイントからの出金手続きは完了です。
- STEP.6送金ステータスを確認する
メニューから「仮想通貨送受金 > 送受金履歴」をクリックします。
送金状況が確認できます。
送金手続きをしたすぐだと上図のように「送金待ち」となっています。
数分もすれば「処理完了」となり、ブロックチェーン上に送金されたことになります。
バイナンスで入金を確認する
イーサリアムの場合、ビットポイントでの送金完了から数分程度でバイナンスの入出金履歴に反映されます。
- STEP.1入出金履歴を開く
バイナンスにログインし、「Funds」から「Transaction History」をクリックします。
- STEP.2入金状況を確認する
バイナンス側でウォレットへの送金を確認すればこちらに反映されます。
「Status」には現在のConfirming(承認)回数が表示されています。
バイナンスでのイーサリアムの必要承認回数は30回です。
入金が完了すると「Status」は「Completed」となります。
- STEP.3口座残高への反映を確認する
「Balances」を確認してみると「ETH」にビットポイントから送金した「0.6687 ETH」が反映しているのが分かります。
以上でビットポイントからバイナンスへのイーサリアムの入金作業は完了です。
困ったときのトラブルシューティング
国内取引所からバイナンスへの入金は難しいものではありませんが、入金に時間がかかったり、なかなか入金が反映されないなどのこともあるかと思います。
そのような時の対処方法についてみて行きましょう。
バイナンスへの入金が遅い・されない
なかなか入金が反映されない場合、主に以下の4つから原因を切り分ける必要があります。
・出金元の取引所からの送金処理が完了していない
・ブロックチェーンが混雑して送金詰まりを起こしている
・バイナンス側の入金処理が遅れている
・アドレスの入力間違い・送金する通貨が違う
出金元の取引所からの送金処理が完了していない
出金元の取引所での送金状況については取引所の入出金履歴等で送金ステータスを確認できます。
上図はビットポイントの場合です。
赤枠で囲った履歴の「送受金状況」は「送金待ち」となっています。
これはビットポイントからの出金処理が未完了ということです。
なかなかバイナンスに入金されないという場合、まずは出金元の状況を確認しましょう。
ブロックチェーンが混雑して送金詰まりを起こしている
出金元の処理が完了すると出金した仮想通貨はブロックチェーン上に移動します。
ブロックチェーン上に処理しきれないほどの多くのトランザクションが貯まってしまうと大幅に送金が遅くなります。
2017年末~2018年初頭にかけて多くの方が仮想通貨に参入したとき、ブロックチェーンが大混雑を起こし、ビットコインやイーサリアムの送金に数日かかるなんてことがありました。
ただし現在は落ち着いているので、遅くても数時間で完了するはずです。
ブロックチェーンの処理状況は以下のようなサイトでトランザクションIDを入力することによって確認できます。
・ビットコイン(BTC):https://btc.com/
・イーサリアム(ETH):https://etherscan.io/
・テザー(USDT):https://omniexplorer.info/
「調べたい通貨名+トランザクション+確認」等のキーワードで検索すれば他の通貨のトランザクションを確認するサイトも見つかります。
トランザクションIDは送金元の入出金履歴等から確認することができます。
バイナンス側の入金処理が遅れている
あまりないですが、まれにバイナンスでブロックチェーン上のトランザクションを確認済みであるにもかかわらず、入金が反映されない場合があります。
その場合、トランザクション確認サイトのスクリーンショットを添付してバイナンスのサポートに問い合わせる必要があります。
ウォレットの入力間違い・送金する通貨を間違った
送金先のバイナンスのアドレスが間違っていたり、ビットコインのアドレスにイーサリアムを送ろうとしていたりといった場合、最悪その仮想通貨は失われる可能性が高いです。
ダメ元で送金元の取引所・バイナンス双方に問い合わせてみましょう。
リップル(XRP)を送金したい。宛先タグって何?必要?
リップル(XRP)を送金する際にはウォレットアドレスだけでなく、宛先タグ(Destination Tag)と呼ばれる追加の情報を必要とする場合があります。
バイナンスにリップルを入金する場合も宛先タグは必要です。
リップルのアドレスを表示すると、同時に宛先タグも表示されます。
バイナンスでは「Deposit Tag」と呼ばれます。
ビットポイントなど他の取引所から送金する際、必ず宛先タグの入力欄もあるので忘れずに入力するようにしましょう。
宛先タグを入力せずに送金してしまうと最悪リップルが行方不明になってしまう可能性があります。
宛先タグを付け忘れて送金してしまった
万が一、宛先タグを付け忘れて送金してしまった場合、以下の情報を記載してバイナンスのサポートに連絡しましょう。
・Binance account name(email):バイナンスのアカウント名(登録メールアドレスのこと)
・Coin:送金した仮想通貨、この場合XRP
・Amount:送金した数量
・Txid:トランザクションID
・correct Tag/Memo/Payment ID:宛先タグ
また、ウォレットアドレスに追加して宛先タグやメッセージなど追加の情報が必要な仮想通貨はリップル以外にもXEM(ネム)などもあります。
付け忘れないように注意しましょう。
バイナンスへはGMOコインからの入金がおすすめ
以上、バイナンスへの入金について解説しました。
日本語には非対応ですが、世界最大級の仮想通貨取引所であり、海外取引所を検討する際には一番の候補となる取引所です。
入金できるのは仮想通貨のみとなり、国内取引所しか使ったことのない方は少々戸惑われるかもしれません。
ですが慣れてしまえば仮想通貨の送金は難しくはないのでこのページの手順通りにやれば大丈夫でしょう。