やさしい仮想通貨の始め方を解説

ビットコインダイヤモンド(BCD)とは?特徴・取引所・将来性は?

Bitcoin diamond

2018年も中盤に差し掛かり、ビットコインが再び高騰し世間を賑わせています。

また、2018年は基軸通貨がビットコインからビットコインキャッシュへ変わる可能性があるという話題も多く、『ビットコインからハードフォークして生まれた仮想通貨』への関心も高まっています。

今回の記事では、このビットコインのハードフォークによって生まれた仮想通貨の中でも『ビットコインダイヤモンド(BCD)』に焦点をあて、記事にまとめていきたいと思います。

この記事に辿り着いた方の中には、

ビットコインダイヤモンドってそもそもなに?

 

ビットコインダイヤモンドはどんなメリットがあるの?

 

ビットコインダイヤモンドはどの取引所で購入できるの?

といった事を思われている方も多いと思います。

今回の記事でしっかりとビットコインダイヤモンドのことを理解し、厳選した取引所を比較して取引に役立てていただけると幸いです。

それでは、一つ一つ確認していきましょう。

ビットコインダイヤモンド(BCD)って何?

ビットコインダイヤモンド(BCD)の基本情報

名称Bitcoin Diamond
発行日2017年11月24日
コンセンサスアルゴリズムPoW(OPTIMIZED X13)
通貨単位BCD
発行枚数210,000,000BCD
公式サイトhttp://www.btcd.io/
時価総額
84,304,456,914JPY(2018/5/10現在)

ビットコインダイヤモンド(BCD)は、2017年11月24日に『ビットコインのハードフォークによって生まれた仮想通貨』です。

開発チームは『THE BITCOIN DIAMOND FOUNDATION(ビットコインダイヤモンド・ファウンデーション』という匿名団体で、詳細はいまだ明かされていません。

ビットコインのハードフォークとしては、これまでに『ビットコインキャッシュ』『ビットコインゴールド』が生まれており、3番目の分岐により生まれた通貨です。

これらのハードフォークは、ビットコインのスケーラビリティ問題といわれる様々な問題点を解決するために実施されました。

それぞれ、次のポイントを解決することが目的でハードフォークしました。

改善されたポイント

①ビットコインキャッシュ

 ⇒取引の承認遅延及び取引手数料の高騰

②ビットコインゴールド

 ⇒マイニングの中央集権化の解決

それぞれの通貨は、ハードフォークにより問題点を克服し、新しいアルトコインとしての価値を高めています。

それでは次に、ビットコインとビットコインダイヤモンドを比較してみましょう。

ビットコインとビットコインダイヤモンドの比較

 ビットコインビットコインダイヤモンド
2100万枚発行総量21000万枚
BTCシンボル名BCD
2009年1月開始年月2017年11月
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)ブロック生成方式PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
10分ブロック生成時間10分
1MBブロックサイズ8MB

『総発行枚数』『ブロックサイズ』に大きな違いがあります。

ビットコインのデメリットであった『トランザクション遅延』『マイニングの独占化』を解決するためのアップデートが実装されていることがわかります。

ビットコインダイヤモンド(BCD)の特徴

出典: https://btcnews.jp/

ビットコインダイヤモンド(BCD)の特徴としては、次の3点が挙げられます。

ポイント
  • ブロックサイズ(8MB)
  • 匿名性が高い
  • マイニング方式(OPTIMIZED X13)

順番にみていきましょう。

ブロックサイズ(8MB)

出典: https://coinmarketcap.com/

ビットコインのブロックサイズが『1MB』であるのに対し、ビットコインダイヤモンド(BCD)のブロックサイズは、『8MB』です。

この取引の塊のことを『ブロック』と呼び、ブロックサイズが拡張されることは『取引処理速度の向上』に繋がります。

これは、ビットコインキャッシュのブロックサイズと同等であり、ビットコインで問題となった『スケーラビリティ問題』を解決する目的があります。

匿名性が高い

出典: https://btcnews.jp/

ビットコインダイヤモンド(BCD)では、『取引金額』が暗号化されています。

ビットコインにおけるブロックチェーンでは取引状態が可視化されており、すべての取引が公開されていますが、ビットコインダイヤモンドは利用者の『プライバシー保護』による匿名性を提供しています。

匿名性が高い通貨としては、『Monero(モネロ)』『Zcash(ジーキャッシュ)』などが有名ですが、ビットコインダイヤモンドも一定の匿名性があります。

マイニング方式(OPTIMIZED X13)

ビットコインダイヤモンド最大の特徴は、マイニング方式の変化だといえます。

ビットコインのマイニングには『SHA-256』という仕様が取り入れらています。

しかしこの仕様には問題点がありました。

ASIC(エーシック)を大量に保有している団体・コミュニティがマイニングの独占状態となる可能性があるという点です。

ASIC(エーシック)とは

 

ASIC(エーシック)とは、『特定用途のための集積回路』です。

 

マイニングに利用した場合は高性能な計算処理能力に加え、消費電力が低く抑えられるというメリットをもっています。

 

効率の良いマイニングを行うために必要不可欠なツールです。

ビットコインダイヤモンドは、ビットコインと同様にPoWというコンセンサスアルゴリズムが使用されていますが、GPUマイニングのために最適化された『OPTIMIZED X13』という形式が採用されています。

GPUマイニングとは

 

GPUマイニングの『GPU』とはグラフィックボードのことを指します。

 

日頃から私達が使用しているコンピュータのための演算装置で、様々な用途に使用されています。

 

GPUはASICと比べると比較的安価に入手可能なため、一般ユーザーでも参入しやすい領域が『GPUマイニング』だといえます。

ビットコインダイヤモンド(BCD)の将来性

2018年現時点では、ビットコインダイヤモンドが上場している取引所自体が少なく、流動性は少ないのが現状です。

今後、国内および海外の仮想通貨取引所に上場する機会が増えれば自然と価格上昇が期待できます。

ビットコインキャッシュと同等以上のユーザービリテを備えている為、今後の流動性次第では大変期待ができる仮想通貨ということがいえます。

ビットコインダイヤモンド(BCD)の今後のロードマップは、次の通りです。

  • 2018年第2四半期:メインチェーンの暗号化機能を完了する
  • 2019年第1四半期:BCDアプリケーションのエコロジーを構築する
  • 2020年まで:より良い仮想通貨となるために改良を重ねる

ビットコインダイヤモンド(BCD)の取引所ランキング

今回は下記の3つのポイントを元に、ビットコインダイヤモンドの取引にベストな取扱い取引所を選定していきたいと思います。

ポイント
  • 取引所自体の使いやすさ
  • 手数料(取引手数料、出金手数料)
  • 取引ボリューム

第1位 Binance(バイナンス)

この本の評価
総合評価
(5.0)
取引所の使いやすさ
(4.0)
手数料
(5.0)
通貨取引量
(5.0)

仮想通貨を取引している方で、もはや知らない人はいない海外取引所です。

Binance(バイナンス)は、中国で設立された取引所で圧倒的な流動性があります。

順調にユーザー数を増やし、2018年現在は600万人以上が利用する世界最大の仮想通貨取引所となっています。

ビットコインダイヤモンドがハードフォークにより誕生した際は、世界で最も早く上場を果たし取引が開始されました。

主要仮想通貨以外にも、所謂『草コイン』といわれる価格が安い通貨を豊富に取り揃えていることが特徴的です。

今後、仮想通貨取引を行っていく上ではなくてはならない取引所です。

ポイント
  • 豊富な仮想通貨(トークン含む)
  • 圧倒的な取引量
  • 手数料最安(BNBトークン建0.05%)

第2位 Huobi(フォビ)

この本の評価
総合評価
(4.0)
取引所の使いやすさ
(4.0)
手数料
(5.0)
通貨取引量
(5.0)

Huobi(フォビ)とは、2013年に北京で設立され現在は香港を拠点として運営されている仮想通貨取引所です。

中国の取引所ではBinance(バイナンス)が非常に有名ですが、Huobiは世界第2位の出来高を誇り、取り扱い通貨も非常に多いことが特徴です。

また、日本のSBIホールディングスとも2017年12月に業務提携をして話題となりました。

Huobiのみが取り扱っているアルトコインも多数あり、今後の仮想通貨取引には間違いなく必要になってくる仮想通貨取引所といえます。

ポイント
  • 豊富な仮想通貨(トークン含む)
  • ハードフォークコインへの対応の早さ
  • 手数料最安(HTトークン建0.05%)

第3位 OKEx(オーケーイーエックス)

この本の評価
総合評価
(3.0)
取引所の使いやすさ
(3.0)
手数料
(4.0)
通貨取引量
(4.0)

Binance(バイナンス)、Huobi(フォビ)につぐ、第三の中国の仮想通貨取引所と呼ばれているのがOKEx(オーケーイーエックス)です。

先物市場やBCH市場にも参入しており、トータルとしての取引高はBinance(バイナンス)も凌駕しています。

また大口投資家に対しては、取引手数料を引き下げる施策も行っており『流動性を高めるための努力』を積極的に行っています。

ポイント
  • 豊富なアルトコインの取扱
  • maker手数料によるキャッシュバック

ビットコインダイヤモンド(BCD)とは?のまとめ

今回は、ビットコインダイヤモンド(BCD)の基本情報や特徴をしっかり学び、お得に購入できる仮想通貨取引所をランキング形式でご紹介しました。

まだ取扱取引所自体が少なく流動性が見られませんが、ビットコインダイヤモンドの充分なポテンシャルを理解していただけたと思います。

ビットコインダイヤモンドのポイントをまとめると次の通りです。

ポイント
  • 匿名性が高い
  • ブロックサイズが8MB
  • GPUマイニングに最適化されている(OPTIMIZED X13採用)

実際の取引におていは、今回ご紹介している取引所を比較して、ご自身に一番合ったものを見つけてみてください。