アルトコインの評価額は円建てで見ていますか?それともビットコイン建てで見ていますか?
日本の取引所を使っていると円建て表示が基本ですね。日本人なので、円で見ることに違和感はないかと思います。
しかし、仮想通貨の世界では基軸通貨がビットコインなので、BINANCE(バイナンス)などの海外の取引所だと基本的にBTC建て(もしくはETH建て)で表示されています。
ビットコインなど、仮想通貨の投資を成功させるために必要なこととは?
ビットコインや仮想通貨に関して、調べれば調べるほど、
何がするのが正しいのかわからなくなっていませんか?
ビットコインをはじめ、仮想通貨の投資で何よりも重要なことは、
安全かつ、使いやすい取引所で仮想通貨の売買を行うこと。ただこれだけです。
の3つの取引所は、日本語対応で使いやすく、金融庁の仮想通貨交換業者に登録されているため、安心して取引を行うことができます。
(NEM事件で有名なコインチェックは登録審査に合格していませんでした。)
また入出金の手数料で損をしたくないのであれば、住信SBIネット銀行の開設もお忘れなく。クレジットカードやコンビニ入金の手数料は決して安いものではありません。
円で見るか、ビットコインで見るか
今年の9月に、XEMが5月の高値に戻ってきた!40円間近!と話題になりました。
というわけで、XEM/JPYのチャートを見てみましょう。
5月後半に高値をつけてからかなり落ち込みましたが、戻ってきていますね。
急激に値上がりしていて、盛り上がるのも頷けます。
ここで視点を変えてXEM/BTCのチャートを見てみましょう。
5月に高値をつけて下落するまでは同じ動きですが、その後の動きは全然違いますね。
低いところで上下していて、9/2現在では高値から半分くらいの水準になっています。
7月末から8月にかけて円建てで見るとかなりの上昇相場でしたが、ビットコイン建てで見るとそう大して上昇していませんね。
アルトコインの円価格はビットコインに左右される
なぜこうなるかというと、アルトコインの円建て価格はビットコインの価格をもとに計算されているからです。
今回の場合だと1XEM=0.00006510BTCで、このときのビットコイン価格が535,000円なので、
XEM/BTC × BTC/JPY= 0.00006510 × 535000 = 34.8285
ということで約35円になります。
(XEMはJPYの板があるので誤差はあります)
XEM/BTCの価格は5月の高値から半分になりましたが、BTC/JPYが約2倍になったのでXEM/JPYは高値に戻ってきた、ということになります。
XEMに関してはJPYの板があるので、100%ビットコインだけの影響とは言えませんが、JPYで取引できないアルトコインの円建て価格はBTC/JPYの価格に左右されることになります。
Blockfolioなどの管理アプリでは円建てとビットコイン建てを切り替えることができますが、あの円価格もビットコインの価格を元に計算されています。
どちらで見るのが良いか
ビットコイン建てで見た方が実態は掴みやすいと思います。
「〇〇コインが〇〇円になった」といっても、それは単にビットコインの価格が変動しただけかもしれません。
例えばビットコインが50万円→100万円と2倍になったと同じ時に、とあるアルトコインのビットコイン建て価格が0.2BTC→0.1BTCと半分になったとします。
このとき50万円×0.2と100万円×0.1は同じく10万円になるので、そのコインの円建て価格は変わらないことになります。
ビットコイン価格が暴落しているということは、何か悪いニュースがでたのかもしれませんが、円建てだけ見ているとそれに気づけません。
仮想通貨は世界中で取引されており、アルトコインの主戦場はBINANCE(バイナンス)などの海外取引所なので、ビットコイン建てで見ている人の方が圧倒的に多いことになります。
円建てが役に立つのはビットコインだけ。アルトコインはビットコイン建てで見ることに慣れたほうがいいでしょう。
国内の取引所だけでは取り扱い銘柄が圧倒的に少ないので、仮想通貨を始めて少し慣れたら海外取引所にも登録して売買してみましょう。
最大手の海外取引所BINANCE(バイナンス)は日本語にも対応しているため、非常に使いやすい取引所です。