米シカゴ先物市場(CME)のテリー・ダフィーCEOは、規制機関にとってビットコインを受け入れる上で供給量が制限されていることが一番のネックになっているという見方を示した。25日付のビジネスインサイダーが報じた。
ほとんどの仮想通貨にとっての売りは、供給量が制限されていること。例えば、ビットコインの供給量の上限は2100万枚だ。政府が自由に紙幣を印刷することができる伝統的な経済とは対照的だ。
ダフィー氏は、仮想通貨の政府による採用は大きな一歩になるとしつつも、次のように続けた。
「政府は、債務を持てない限り、運営できない。『全てをイーブンで責任ある運営をしたいから良い案だと思うよ。なんでかんでも借金はダメだ』と彼らが言う理由があるだろうか?私は考え中だよ」
ダフィー氏は、仮想通貨がウォール街で普及する条件として、規制当局に受け入れられることをあげている。
一方、米ドルやユーロと連動するステーブルコインは、今後幅広く受け入れられるようになるだろうと予想。伝統的なマネーと同じような特徴を持っていることを理由にあげた。
(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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