合意・契約をクラウド上で実現するプラットフォームを提供するドキュサイン・ジャパンと、メタップス<6172>の子会社で決済代行を手がけるメタップスペイメントは11日、電子署名と決済サービスHUBeesの連携ソリューションの提供を開始すると発表した。
同サービスでは、賃貸借契約の更新手続きをデジタル化するととともに、請求から支払いまでを一連のプロセスで完結することができるという。不動産管理会社が賃借人との不動産更新契約をドキュサインの電子署名で締結し、署名完了後、賃借人に対し自動で決済リンク付きのメールが送付されるという仕組み。賃借人はその請求に対し、パソコンやスマートフォンから支払い手続きを行うことが可能となり、これにより契約締結完了までの時間を大幅に削減することができるとしている。
また、同サービスの国内第一号ユーザーとして、コスギ不動産が今夏から先行利用を開始しているようだ。
ドキュサインが提供する電子署名サービス「DocuSign for eSignature」は、同社が2003年に創業、電子署名の提供を開始して以来、世界中の不動産業で幅広く利用されているという。全世界で53万7千社以上が利用(無料版を除く)しており、全米不動産業協会の公認電子著名であるほか、180カ国以上で数億人が署名しているとみられている。ドキュサインの電子署名とHUBeesは専用のコネクターで連携されるとしている。