情報システム開発のインディテールとシステムインテグレーター大手のTIS<3626>は27日、北海道厚沢部町で地域を走る電気自動車(EV)の実証実験「ISOU(イソウ)プロジェクト」を公開したと一部報道で報じられている。
インディテールの2019年8月19日の発表では、同プロジェクトについて、「電気自動車・再生エネルギー・ブロックチェーンを用いて、次世代交通×エネルギーのプラットフォーム構築による新たな移送手段を創造し、地域活性化・エコ社会の実現を目指すプロジェクト」と説明している。
同実証実験では、アプリや電話から電気自動車のバスを呼ぶことができ、利用代金は地域通貨「ISOUコイン」で支払うという。「ISOUコイン」は町内の各施設でスマホや専用カードにチャージすることができ、実質無料でバスを利用できるという仕組みだ。
TISが2019年7月17日に発表したプレスリリースでは、同実証実験を通し、公共交通機関が少ない過疎地で、交通インフラ、地域電力(新電力)、エコ社会の構築を支援することで、地域の活性化とエネルギーの地産地消の促進を目指すとしている。実証実験は8月19日~8月30日にかけて行われ、北海道電力<9509>、日本オラクル<4716>、スマートバリュー<9417>などが協力しているようだ。