ビットコインが、なぜ国や銀行なしで信用されるのか、どうやって管理されているのかについて簡単に説明していきます。
なぜ価値がつくかについてはこちら。
ビットコインにはなぜ価値があるのか|デジタルゴールドとしての側面
ビットコインなど、仮想通貨の投資を成功させるために必要なこととは?
ビットコインや仮想通貨に関して、調べれば調べるほど、
何がするのが正しいのかわからなくなっていませんか?
ビットコインをはじめ、仮想通貨の投資で何よりも重要なことは、
安全かつ、使いやすい取引所で仮想通貨の売買を行うこと。ただこれだけです。
の3つの取引所は、日本語対応で使いやすく、金融庁の仮想通貨交換業者に登録されているため、安心して取引を行うことができます。
(NEM事件で有名なコインチェックは登録審査に合格していませんでした。)
また入出金の手数料で損をしたくないのであれば、住信SBIネット銀行の開設もお忘れなく。クレジットカードやコンビニ入金の手数料は決して安いものではありません。
みんなで監視する分散型システム
ビットコインなどの仮想通貨の根幹となっている技術を、ブロックチェーン技術といいます。
インターネット以来の、革命的な技術と言われています。
ブロックと呼ばれる「取引の記録」を記載したデータを鎖のように繋いでいくので、ブロックチェーンと呼ばれています。
ブロックチェーンは一方向にしか流れない(不可逆的な)1本の鎖です。
そしてこのブロックチェーンは全世界に公開されていて、だれもが見ることが出来ます。
ブロックチェーンの仕組み
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/011400009/011400002/?rt=nocnt
ブロックは、一定時間(約10分)が過ぎると新しいブロックが生成され、また記録する、という作業を延々と繰り返します。
新しいブロックには、「直前のブロックのデータを暗号化した値」が含まれています。
つまり最新のブロックには、今までの取引がすべて含まれているということになります。
悪いことを考える人がハッキングによって特定のブロックの内容を改変すると、それ以降のブロックの過去のデータが実際のデータと異なるということが起こります。これではバレてしまいます。
ですので、ブロックの内容を改変するには、それ以降のすべてのブロックを新しく作らなければいけません。
ブロックチェーンは改変などによって分岐してしまった場合が想定されていて、どんなときでも「一番長いブロックチェーンが正しい」という原則があります。
ブロックの内容を改変して分岐しても、もとのチェーンより長くするということはほぼ不可能です。
要するに、不正が起きなくなっています。
プルーフオブワーク(PoW)
ビットコインには、プルーフオブワーク(PoW)というシステムがあり、取引の履歴をブロックに記載するためには膨大な計算処理をしなくてはいけません。
最新のブロックにはこれまでの計算結果もすべて含まれているため、一定時間ごとに増えていくブロックをすべて計算して改変することはほぼ不可能となっています。
計算をしてブロックに記載することができた人には、報酬として新しいビットコインが支払われます。これをマイニングと言います。
P2P
P2Pと呼ばれる分散型システムで、世界中のコンピュータが記録を持っています。
P2Pネットワークに接続したすべてのコンピューターに、全く同じチェーンが保存されています。
世界中にバックアップがあるようなイメージですので、それらのコンピューターを同時に破壊しないかぎり消滅することはありません。
誰かが書き換えようとしても、同時に全てのコンピューターを操作しないといけないため、現実的に不正が不可能です。
ブロックチェーンの革命
ビットコインは、ハッキングされることも消滅することも現実的にありえません。
革命的なブロックチェーンによって、国や銀行が管理しなくてもビットコインを信頼できるようになっています。
日本ではマウントゴックスの破綻事件がありましたが、あれは取引所がハッキングにあっただけで、ビットコインが悪いわけではありません。
この事件も、ブロックチェーンによって取引を追えることで犯人が見つかりました。
国や銀行に依存せず、世界中どこでも使えるビットコインはこれから普及していくと思います。
ビットコインを使うためには、取引所で購入する必要があります。
まずは国内の取引所を開設しましょう。
参考 ビットコインの始め方、基礎知識のまとめ