ビットコイン決済方法を徹底解説！手数料や日本で決済できる店舗まとめ

ビットコイン決済とは？

出典: http://www.thinkstockphotos.jp/

仮想通貨取引をする人のほとんどが保有しているビットコイン。

ビットコインは数あるコインの中でも主流となっている仮想通貨で、このビットコインを使って支払いができるシステムを『ビットコイン決済』といいます。

ビットコイン決済をするには、利用する店舗が『ビットコイン決済システム』を導入している必要がありますが、ビットコイン決済を導入する店舗は年々増えてきているもの。

ビットコインを保有している人であれば、ウォレットを使って簡単に決済することができますので、今回はビットコイン決済の手順や利用できる店舗をチェックしていきましょう！

ビットコイン決済のメリットとデメリット

出典: http://www.thinkstockphotos.jp/

ビットコイン決済と聞いて『現金で支払えば良いのでは？』と思う人も多いと思いますが、ビットコインを使って支払いができるようになったのはそれなりのメリットがあるから。

しかし、人によっては日本円で支払いする方が便利という場合もありますので、まずはビットコイン決済のメリットとデメリットを紹介します。

メリット1：手数料が安く送金もスピーディー

ビットコインを保有するには、取引所や販売所の口座を利用して保管・取引を行うようになりますよね。

しかし、これを日本円に換金するには手数料がかかり、さらに銀行口座への出金、銀行口座から引き出しと、ビットコインを日本円にして使う場合には多くの手数料と手間がかかるもの。

これでは、せっかくビットコイン取引で利益を得ても損をした気分になってしまします。

ビットコイン決済では、こういった余計な手数料や手間を省くことができ、ビットコインウォレットからそのまま支払いができるというメリットがあるんです！

メリット2：海外でもそのまま決済できる

ビットコイン決済ができるのは日本国内に限られたことではなく、世界中どこの国でも利用が可能。

もちろん、利用したい店舗がビットコイン決済を導入している必要がありますが、国の違いを全く気にせず決済ができるんです。

つまり、海外に行った際でもわざわざ両替する必要がないということ！

また、海外で決済をするからといって特別な手数料がかかるわけでもありませんから、日本にいる感覚で利用できます。

以前は『スケーラビリティ問題』として、決済の遅延や承認できないといった問題がありましたが、これについては改善の動きがあります。

そのため、サーバーやシステム側で大きな問題等が起きなければ、スピーディーに決済が行えるといえるでしょう。

デメリット1：価格変動が激しい

ビットコイン決済の不安要素となるのは、やはりビットコインの価格変動。

外部要因などによっても激しく変動するものなので、購入時の価値から暴落する可能性も十分にありえます。

ビットコイン取引ではこの変動を利用して利益を作り出していくのですが、決済として考えた場合はデメリットになるといえるでしょう。

デメリット2：決済できる場所がまだ少ない

ビットコイン決済を導入する店舗が年々増えてきているとはいえ、まだまだ少ないというのが現状です。

海外ではビットコイン決済が徐々に浸透してきているのに対し、日本では利用できる店舗が都心部に集中しており、地方に住んでいる人はビットコイン決済を使う機会がないというのがほとんどでしょう。

また、都心部でも利用せきる店舗は限られていますから 、実際にビットコイン決済を使いこなしている人は決して多くありません。

ただ、2020年の東京オリンピックに向けて決済導入の拡大が始まっているということと、仮想通貨が浸透してきているということから、今後さらに決済場所が増えることに期待できますよ！

ビットコイン決済手順

ビットコイン決済できる店舗はまだまだ少ないとはいえ、探してみると意外な店で使えたりします。

今後さらに利用場所は増えていく傾向にありますから、ビットコイン保有者やこれからビットコインを購入しようと考えている人は、決済の仕方を覚えておくと便利です。

ここでは決済手順を紹介していきますので、ぜひ決済可能店舗を見つけて実際に支払いをしてみましょう！

決済前までにやっておくべきこと

出典: http://www.thinkstockphotos.jp/

ビットコイン決済では、ウォレットを利用して送金を行うため、まずは保有しているビットコインをウォレットに移す作業が必要になります。

ビットコインを保有していない場合は、まず購入をしましょう。

また、ウォレットには『ソフトウェアウォレット』『オンラインウォレット』『モバイルウォレット』の3種類がありますが、実店舗や出先で利用する場合は『モバイルウォレット』がおすすめ。

iPhoneやAndroidのウォレットアプリをインストールし、そのウォレット上でビットコインを保管しておきます。

① ウィレット を表示する

出典: http://www.thinkstockphotos.jp/

モバイルウォレットにビットコインが保管できたら、スマホを持ってビットコイン決済ができる店舗に行きます。

いつも通りに商品を選び、ショッピングや食事を楽しみましょう！

そして、最後の精算時にレジでビットコイン決済したい旨を伝えます。

② ウォレット内のカメラ機能を起動

出典: https://copay.io/ja/#download

実店舗でビットコイン決済を行う場合は、QRコードを使って送金先（店舗）のアドレスを読み込むのが一般的です。

ですので、スマホでウォレットを立ち上げ、ウォレット内にあるカメラ機能を起動させます。

③ 店側で提示されるQRコードを読み取る

出典: http://www.thinkstockphotos.jp/

カメラを起動させたら、店員さんがQRコードを提示してくれますので、そのQRコードを読み取ります。

うまく読み取れれば『宛先』部分に店のビットコインアドレスが反映されますので、アドレスが間違っていないかしっかりと確認をしましょう！

④ 金額を入力して『送金』をクリック！

出典: https://copay.io/ja/#download

店のビットコインアドレスが正しく反映されたら、今回利用した支払い金額を入力しますが、金額はたいてい手入力になりますので、この金額も間違えないよう慎重に入力を行いましょう。

金額が正しく入力できたら、そのまま『送金』をクリックして決済は完了です！

ビットコイン決済の手数料

出典: http://www.thinkstockphotos.jp/

ビットコイン決済は送信先アドレスさえ間違えなければ、誰でも簡単にできるのがわかりましたね！

そして、決済手順がわかったところで気になるのが『手数料』でしょう。

ビットコイン決済は、ビットコインを送金するのと同じ原理ですから、決済毎に『送金手数料』がかかるのが基本です。

ちなみに、bitFlyerのウォレットから送金をする場合は0.0004 BTC、coincheckのウォレットでは0.002BTCとなり、利用するウォレットによって手数料も違うもの。

ですので、ビットコイン決済を頻繁に利用するのであれば、送金手数料を比較しながら利用するウォレットを選んでみると良いですよ！

日本でビットコイン決済ができる店舗

出典: https://coinmap.org/welcome/

実際にビットコイン決済をしてみるには、まず『ビットコイン決済ができる店』を見つける必要がありますよね！

そこで、ここでは2018年5月現在でビットコイン決済が利用できる店舗をまとめてみました。

大手企業の実店舗

ビックカメラは、全国展開をしている大手企業の中で最初にビットコイン決済を導入したことでも知られていますが、それに続きコジマやヤマダ電機といった家電量販店でも導入が開始されました。

また、旅行代理店として有名なH.I.Sも、首都圏38店舗でビットコイン決済を導入しており、旅行の申し込み代金をビットコインで支払うことができます。

ハウステンボスもH.I.Sが経営するパーク事業となっていますが、ハウステンボスではビットコイン決済ではなく、『テンボスコイン』という自社の仮想通貨を発行予定。

現在は実証実験を行なっている最中とのことですので、今後の展開が楽しみといえるでしょう。

ECサイト

ビットコイン決済ができる有名サイトとしてはDMM.comがありますが、DMM.comではビットコインでDMMポイントを購入、もしくはチャージすることでサービスを購入することができます。

また、実際にはここでまとめた以外にもたくさんのショップがビットコイン決済を導入していますので、現状は実店舗よりもインターネットサービスの方が利用しやすいといえるでしょう。

その他

ビットコイン決済が利用できる店舗・サービスは、ここで取り上げた以外にもたくさん存在しているのが現状です。

各都道府県の個人飲食店や医療施設といったさまざまなジャンルがありますので、細かい店舗の確認や外国店舗の詳細は『coinmap』というサイトで確認してみると良いですよ！

coinmapの情報は随時更新されていますから、リアルタイムで決済可能店を探すことができます。

また、世界中の店を調べることができるので、海外へ行く際にもぜひ活用してみてください！

coinmap